白雉(はくち)は、日本の7世紀中頃の、飛鳥時代における元号で、650年3月22日から始まり、654年11月24日まで、5年間使われた。期間中の天皇は、孝徳天皇である。

白雉期、白雉年間、白雉年中などとも言われ、およそ650年-654年の間を指す。

白雉の前の元号は大化。白雉以降、元号がない時代が続く。

686年になり、朱鳥が使われるが、わずか1年のみ。また元号が使われない時代が続き、次の元号は701年の大宝まで待たねばならない。

【年】
白雉元年 - 西暦650年。戌(いぬ)年、干支は庚戌。大化6年
白雉2年 - 西暦651年。亥(い)年、干支は辛亥
白雉3年 - 西暦652年。子(ね)年、干支は壬子
白雉4年 - 西暦653年。丑(うし)年、干支は癸丑
白雉5年 - 西暦654年。寅(とら)年、干支は甲寅

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