寛平(かんぴょう/かんぺい/かんへい)は、日本の9世紀後半の、平安時代における元号で、889年5月30日から始まり、898年5月20日まで、10年間使われた。期間中の天皇は、宇多天皇である。

寛平期、寛平年間、寛平年中などとも言われ、およそ889年-898年の間を指す。

寛平の前の元号は仁和であり、次の元号は昌泰である。

【年】
寛平元年 - 西暦889年。酉(とり)年、干支は己酉。仁和5年
寛平2年 - 西暦890年。戌(いぬ)年、干支は庚戌
寛平3年 - 西暦891年。亥(い)年、干支は辛亥
寛平4年 - 西暦892年。子(ね)年、干支は壬子
寛平5年 - 西暦893年。丑(うし)年、干支は癸丑
寛平6年 - 西暦894年。寅(とら)年、干支は甲寅
寛平7年 - 西暦895年。卯(う)年、干支は乙卯
寛平8年 - 西暦896年。辰(たつ)年、干支は丙辰
寛平9年 - 西暦897年。巳(み)年、干支は丁巳
寛平10年 - 西暦898年。午(うま)年、干支は戊午。昌泰元年

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