永観(えいかん)は、日本の10世紀後半の、平安時代における元号で、983年5月29日から始まり、985年5月19日まで、3年間使われた。期間中の天皇は、円融天皇である。

永観期、永観年間、永観年中などとも言われ、およそ983年-985年の間を指す。

永観の前の元号は天元であり、次の元号は寛和である。

【年】
永観元年 - 西暦983年。未(ひつじ)年、干支は癸未。天元6年
永観2年 - 西暦984年。申(さる)年、干支は甲申
永観3年 - 西暦985年。酉(とり)年、干支は乙酉。寛和元年

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