文治(ぶんじ)は、日本の12世紀後半の、鎌倉時代における元号で、1185年9月9日から始まり、1190年5月16日まで、6年間使われた。期間中の天皇は、後鳥羽天皇である。

文治期、文治年間、文治年中などとも言われ、およそ1185年-1190年の間を指す。

文治の前の元号は元暦であり、次の元号は建久である。

【年】
文治元年 - 西暦1185年。巳(み)年、干支は乙巳。平家:元暦2年・寿永4年
文治2年 - 西暦1186年。午(うま)年、干支は丙午
文治3年 - 西暦1187年。未(ひつじ)年、干支は丁未
文治4年 - 西暦1188年。申(さる)年、干支は戊申
文治5年 - 西暦1189年。酉(とり)年、干支は己酉
文治6年 - 西暦1190年。戌(いぬ)年、干支は庚戌。建久元年

【関連記事】
元号 - 特定年間の称号、一世一元の制以前は長く使用されれば安定、短ければ混乱