建久(けんきゅう)は、日本の12世紀末の、鎌倉時代における元号で、1190年5月16日から始まり、1199年5月23日まで、10年間使われた。期間中の天皇は、後鳥羽天皇である。

建久期、建久年間、建久年中などとも言われ、およそ1190年-1199年の間を指す。

建久の前の元号は文治であり、次の元号は正治である。

【年】
建久元年 - 西暦1190年。戌(いぬ)年、干支は庚戌。文治6年
建久2年 - 西暦1191年。亥(い)年、干支は辛亥
建久3年 - 西暦1192年。子(ね)年、干支は壬子
建久4年 - 西暦1193年。丑(うし)年、干支は癸丑
建久5年 - 西暦1194年。寅(とら)年、干支は甲寅
建久6年 - 西暦1195年。卯(う)年、干支は乙卯
建久7年 - 西暦1196年。辰(たつ)年、干支は丙辰
建久8年 - 西暦1197年。巳(み)年、干支は丁巳
建久9年 - 西暦1198年。午(うま)年、干支は戊午
建久10年 - 西暦1199年。未(ひつじ)年、干支は己未。正治元年

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