弘安(こうあん)は、日本の13世紀後半の、鎌倉時代における元号で、1278年3月23日から始まり、1288年5月29日まで、11年間使われた。期間中の天皇は、後宇多天皇である。

弘安期、弘安年間、弘安年中などとも言われ、およそ1278年-1288年の間を指す。

弘安の前の元号は建治であり、次の元号は正応である。

【年】
弘安元年 - 西暦1278年。寅(とら)年、干支は戊寅。建治4年
弘安2年 - 西暦1279年。卯(う)年、干支は己卯
弘安3年 - 西暦1280年。辰(たつ)年、干支は庚辰
弘安4年 - 西暦1281年。巳(み)年、干支は辛巳
弘安5年 - 西暦1282年。午(うま)年、干支は壬午
弘安6年 - 西暦1283年。未(ひつじ)年、干支は癸未
弘安7年 - 西暦1284年。申(さる)年、干支は甲申
弘安8年 - 西暦1285年。酉(とり)年、干支は乙酉
弘安9年 - 西暦1286年。戌(いぬ)年、干支は丙戌
弘安10年 - 西暦1287年。亥(い)年、干支は丁亥
弘安11年 - 西暦1288年。子(ね)年、干支は戊子。正応元年

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