元弘(げんこう)は、日本の14世紀前半の、鎌倉時代における大覚寺統の元号で、1331年9月11日から始まり、1334年3月5日まで、4年間使われた。期間中の天皇は、後醍醐天皇である。

元弘期、元弘年間、元弘年中などとも言われ、およそ1331年-1334年の間を指す。

元弘の前の元号は元徳であり、次の元号は建武である。

鎌倉幕府に擁立された光厳天皇は正慶に改元。後醍醐天皇は隠岐に流される。

【年】
元弘元年 - 西暦1331年。未(ひつじ)年、干支は辛未。元徳3年
元弘2年 - 西暦1332年。申(さる)年、干支は壬申。正慶元年
元弘3年 - 西暦1333年。酉(とり)年、干支は癸酉
元弘4年 - 西暦1334年。戌(いぬ)年、干支は甲戌。建武元年

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