建徳(けんとく)は、日本の14世紀後半の、南北朝時代における南朝の元号で、1370年8月16日から始まり、1372年5月まで、3年間使われた。期間中の天皇は、長慶天皇である。

建徳期、建徳年間、建徳年中などとも言われ、およそ1370年-1372年の間を指す。

建徳の前の南朝の元号は正平であり、次の元号は文中である。

【年】
建徳元年 - 西暦1370年。戌(いぬ)年、干支は庚戌。正平24年
建徳2年 - 西暦1371年。亥(い)年、干支は辛亥
建徳3年 - 西暦1372年。子(ね)年、干支は壬子。文中元年

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