天授(てんじゅ)は、日本の14世紀後半の、南北朝時代における南朝の元号で、1375年6月26日から始まり、1381年3月6日まで、7年間使われた。期間中の天皇は、長慶天皇である。

天授期、天授年間、天授年中などとも言われ、およそ1375年-1381年の間を指す。

天授の前の南朝の元号は文中であり、次の元号は弘和である。

【年】
天授元年 - 西暦1375年。卯(う)年、干支は乙卯。文中4年
天授2年 - 西暦1376年。辰(たつ)年、干支は丙辰
天授3年 - 西暦1377年。巳(み)年、干支は丁巳
天授4年 - 西暦1378年。午(うま)年、干支は戊午
天授5年 - 西暦1379年。未(ひつじ)年、干支は己未
天授6年 - 西暦1380年。申(さる)年、干支は庚申
天授7年 - 西暦1381年。酉(とり)年、干支は辛酉。弘和元年

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