寛文(かんぶん)は、日本の17世紀中頃から後半にかけての、江戸時代における元号で、1661年5月23日から始まり、1673年10月30日まで、13年間使われた。期間中の天皇は、後西天皇である。

寛文期、寛文年間、寛文年中などとも言われ、およそ1661年-1673年の間を指す。

寛文の前の元号は万治であり、次の元号は延宝である。

【年】
寛文元年 - 西暦1661年。丑(うし)年、干支は辛丑。万治4年
寛文2年 - 西暦1662年。寅(とら)年、干支は壬寅
寛文3年 - 西暦1663年。卯(う)年、干支は癸卯
寛文4年 - 西暦1664年。辰(たつ)年、干支は甲辰
寛文5年 - 西暦1665年。巳(み)年、干支は乙巳
寛文6年 - 西暦1666年。午(うま)年、干支は丙午
寛文7年 - 西暦1667年。未(ひつじ)年、干支は丁未
寛文8年 - 西暦1668年。申(さる)年、干支は戊申
寛文9年 - 西暦1669年。酉(とり)年、干支は己酉
寛文10年 - 西暦1670年。戌(いぬ)年、干支は庚戌
寛文11年 - 西暦1671年。亥(い)年、干支は辛亥
寛文12年 - 西暦1672年。子(ね)年、干支は壬子
寛文13年 - 西暦1673年。丑(うし)年、干支は癸丑。延宝元年

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