もとは境村鎮座、式内・坂名井神社の論社とも
八幡神社 福井県坂井市春江町境23-13
[住所]福井県坂井市春江町境元町7-1
[電話]-

八幡神社(はちまんじんじゃ)は、福井県坂井市春江町境元町にある神社。北陸本線の春江駅の北西約500メートル。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「坂名井神社(越前国・坂井郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。境八幡神社とも呼ばれる。

創祀年代は不詳。もとは現在地の南西200メートルの市立春江小学校の敷地に鎮座したが、江戸時代初期に、その境村から現在地に遷座した。

境村に鎮座していたことが式内根拠になっている。式内社「坂名井神社」について、『足羽社記略』には下記の記載があるという。
男大迩天皇(第26代継体天皇)三国にましましし時、大宮地の五座の神を祭り、其福井神は坂井社、綱井神は都那高志社
この中の坂井社が式内社なのだろう。他の論社に、市内三国町の神明の神明社、楽円の加奈井神社がある。

現在までに、御祭神は応神天皇吉備武彦命を配祀する。例祭は5月3日。本殿の左手に、「女神さん」と親しまれている境内社の石祠が祀られている。

昭和23年(1948年)、福井大地震により全壊したが、昭和27年(1952年)には拝殿が、昭和44年(1969年)には本殿が再建された。昭和61年(1986年)、玉垣が完成した。

【ご利益】
厄災除け、地域安全
八幡神社 福井県坂井市春江町境
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