神功皇后が勧請、仲哀・継体帝が崇敬、勝手明神の旧村社
小山田神社 福井県越前市南小山町2-46
[住所]福井県越前市南小山町2-46
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小山田神社(おやまだじんじゃ)は、福井県越前市南小山町にある神社。北陸本線の武生駅の東約9キロ、集落の奥。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「小山田神社(越前国・今立郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

社伝によれば、神功皇后によって勧請されたという。その後、第14代仲哀天皇、第26代継体天皇(男大迹皇子)の崇敬が篤かったという。

中古、新田・斯波両軍の戦火により焼失したが、室町時代の文明年間(1469年-1487年)、斯波氏によって再興された。

しかし、安土桃山時代の天正年間(1573年-1592年)、滝川一益の兵火に罹り、社家が断絶、衰微した。近世まで勝手明神とも称していたという。

明治になり、村社に列し、現社号に復した。御祭神は、経津主命武甕槌命事代主命。例祭は10月10日。

式内社「小山田神社」の論社は他に、当社の南方、比較的近くに鎮座する味真野神社に合祀された、当社と同名の神社がある。

ただし、味真野神社が合祀したのは、余川字宮ノ下に鎮座し、勝手明神と称した、村社小山田神社。余川からは少し外れるが、当社も勝手明神の旧村社。

味真野神社が合祀した神社は、元小山田神社として旧地に掲示がしてあるというが、それも当社の至近と考えられる。

当社は、味真野神社が合祀した勝手明神と称した、村社小山田神社そのものであり、合祀後、旧地に復社したものなのではないだろうか。

ただし、当社と、味真野神社が合祀した神社は御祭神が異なり、味真野神社が合祀した神社は勝手明神らしく、愛鬘命を奉斎する、という。

なお、市内片屋町の鵜甘神社の境内社にも、やはり小山田神社(住吉神社)がある。

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小山田神社 福井県越前市南小山町
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