式内三座の論社、鎌倉期作とされる木造女神坐像一躯伝わる
須波阿津疑神社 福井県越前市南中町6-1
[住所]福井県越前市南中町6-1
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須波阿津疑神社(すはあつぎじんじゃ)は、福井県越前市南中町にある神社。北陸本線の鯖江駅の南東約12キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「須波阿須疑神社三座(越前国・今立郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。江戸時代後期の天保年間(1831年-1845年)、火災により古文書などの記録を焼失し、由緒が不明となった。

社名「須波」に関しては、1)諏訪社の当て字、2)今立郡曾博郷(曾波久郷)の地名に由来する、3)座摩巫五座波比祇神阿須波神に由来する、などの説がある。

式内社「須波阿須疑神社三座」の論社は他に、今立郡池田町の須波阿湏疑神社、池泉町の味真野神社、五分市町の諏訪神社がある。

当社の御祭神は保食神。例祭は10月15日。像高25.7センチ、鎌倉時代作とされる木造女神坐像一躯が伝わる。市の有形文化財に指定されている。

この像は、檜の一木から丸彫したもので、両膝頭などに朽蝕が目立つが、他はほぼ原容を伝えている。

正面の髪際は波形五を連ねた形で、髪を両肩に垂れ、右袵の衣に背子(袖なし)を重ね、左手を上にして袖円で拱手し脆坐している。

上膊には鮱袖が付いているように見える。丸顔のずんぐりした顔立ちや体躯に親しみが感じられ、神像特有の簡略な表現のうちに、鎌倉時代風の写実味が自ずから表れている。

当社は集落の奥、谷間に鎮座しているが、集落内に現存する「あづき清水」は、往時、当社の神饌用水とされていたと伝わる。

【ご利益】
五穀豊穣、地域安全、家内安全
須波阿津疑神社 福井県越前市南中町
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