大神神社の南の御子森、北向き鎮座、高宮神社と入れ替わった?
[住所]奈良県桜井市三輪123-1
[電話]0744-42-6633 - 大神神社

神坐日向神社(みわにますひむかいじんじゃ)は、奈良県桜井市三輪にある神社。桜井線の三輪駅の真東、大神神社の真南。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「神坐日向神社(大和国・城上郡)」に比定される式内社(大社、月次新嘗)の論社。大神神社の摂社である。

大神神社から南へ、平等寺までの道の途中で左へ入る道があり、その奥。西側に大きい杉の木が数本見える。御子森と呼ばれる地に北向きに鎮座する。

創祀年代は不詳。俗に王子宮とも称す。本来は三輪山山頂の神峯鎮座の高宮神社が式内社「神坐日向神社」であり、当社が高宮神社だともされる。

現在の高宮神社の御祭神も、日向御子神であり、式内社「神坐日向神社」との親和性を感じられる。明治期に名称が入れ替わって今に至るともされる。

当社は北を向いているため、太陽を拝するのに対して、高宮神社は元伊勢でもあり、朝日、つまり伊勢の神宮(伊勢神宮)を拝す。山宮と里宮の関係ともされる。

当社の御祭神は櫛御方命飯肩巣見命建甕槌命大物主神と、陶津耳命の娘である活玉依毘売の子、その子、さらにその子である。

建甕槌命の子が大神神社初代神主とされる大田田根子となる。古くは御子宮とも、近世までは日向王子とも称されたという。

神主家の祖を祀る、というよりは、三輪明神の裔を祀る、と考えられてきたようだ。例祭は5月9日。

【ご利益】
一族・子孫繁栄、平穏安寧、厄災除け
神坐日向神社 奈良県桜井市三輪
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