八岐大蛇が「あせった」地とも、風土記所載式内社、10月に秋祭り
[住所]島根県出雲市大津町3668
[電話]0853-22-8839
阿須利神社(あすりじんじゃ)は、島根県出雲市大津町にある神社。斐伊川西岸、畑電車北松江線の大津町駅の西すぐ。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「阿須利神社/阿湏利神社(出雲国・神門郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。
創祀年代は不詳。『出雲風土記』に「阿須理社」とある。もとは海浜だった大津湊の旧蹟、朝倉の浜、上来原の池の内の杓子山に鎮座していた。
社名については、八岐大蛇が、この池に入って「あせった」ため、「あせり」という名となった、とも。「あせった」は焦る、ではなく、転倒の意とも。
『雲陽誌』によれば、出雲の振根が弟の飯入根を殺した時、血(汗)が流れて池中に入り、阿世利となった、とも。
来原村権現などと呼ばれた。江戸時代前期の貞享年間(1684年-1688年)、鎮座地に高瀬川が開設され、土砂が流入する地となり、やむなく三谷の三谷神社境内に遷座した。
このため、この三谷神社が式内社「阿湏利神社」の論社とされるが、これは当社が一時的に三谷神社境内で祀られていたことによるという。
明治になり、神社整理のため廃社となった大津町の龍王社跡地に遷った。さらに、大津町で廃社となった八幡宮を合祀、現社号に改称した。
拝殿の額には、「八幡大神宮・阿須利神社」と併記されている。明治5年(1872年)、郷社に列し、明治23年(1890年)11月2日、現在地である龍王山に遷座した。
主祭神は、豊玉比古神・玉依比女神・豊玉比女神・大巳貴神。誉田別命・気長足姫命・足仲彦命、加久突知命、和多津見神、事代主命、大年神を併せて祀る。
例祭は10月15日で秋祭り。露店、神輿、巫女舞、餅まきなどが行われる。境内社に下記の各社がある。
・道祖神(猿田比古命)
・稲生神社(倉稲魂神)
・延魂神社(磐長姫命)
・金比羅神社(大国主命)
・恵美須神社(八重事代主命)3社
・下照姫神社(下照姫命、木花開耶姫命)
・三輪神社(大物主神)
・若崎神社(素盞嗚命)
・社日神(天照皇大御神、少名彦神、埴安姫命、大己貴神、倉稲魂神)
・総荒神
・武内神社(武内宿禰命)
【ご利益】
海上・交通安全、病気平癒、厄災除け

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[電話]0853-22-8839
阿須利神社(あすりじんじゃ)は、島根県出雲市大津町にある神社。斐伊川西岸、畑電車北松江線の大津町駅の西すぐ。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「阿須利神社/阿湏利神社(出雲国・神門郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。
創祀年代は不詳。『出雲風土記』に「阿須理社」とある。もとは海浜だった大津湊の旧蹟、朝倉の浜、上来原の池の内の杓子山に鎮座していた。
社名については、八岐大蛇が、この池に入って「あせった」ため、「あせり」という名となった、とも。「あせった」は焦る、ではなく、転倒の意とも。
『雲陽誌』によれば、出雲の振根が弟の飯入根を殺した時、血(汗)が流れて池中に入り、阿世利となった、とも。
来原村権現などと呼ばれた。江戸時代前期の貞享年間(1684年-1688年)、鎮座地に高瀬川が開設され、土砂が流入する地となり、やむなく三谷の三谷神社境内に遷座した。
このため、この三谷神社が式内社「阿湏利神社」の論社とされるが、これは当社が一時的に三谷神社境内で祀られていたことによるという。
明治になり、神社整理のため廃社となった大津町の龍王社跡地に遷った。さらに、大津町で廃社となった八幡宮を合祀、現社号に改称した。
拝殿の額には、「八幡大神宮・阿須利神社」と併記されている。明治5年(1872年)、郷社に列し、明治23年(1890年)11月2日、現在地である龍王山に遷座した。
主祭神は、豊玉比古神・玉依比女神・豊玉比女神・大巳貴神。誉田別命・気長足姫命・足仲彦命、加久突知命、和多津見神、事代主命、大年神を併せて祀る。
例祭は10月15日で秋祭り。露店、神輿、巫女舞、餅まきなどが行われる。境内社に下記の各社がある。
・道祖神(猿田比古命)
・稲生神社(倉稲魂神)
・延魂神社(磐長姫命)
・金比羅神社(大国主命)
・恵美須神社(八重事代主命)3社
・下照姫神社(下照姫命、木花開耶姫命)
・三輪神社(大物主神)
・若崎神社(素盞嗚命)
・社日神(天照皇大御神、少名彦神、埴安姫命、大己貴神、倉稲魂神)
・総荒神
・武内神社(武内宿禰命)
【ご利益】
海上・交通安全、病気平癒、厄災除け

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