仮の宮荒神社とも、海神、「塩汲み神事」で出雲大社とともに共進
[住所]島根県出雲市大社町杵築北2951
[電話]-
荒神社(こうじんしゃ)は、島根県出雲市大社町杵築北にある神社。出雲大社の西、稲佐の浜の近く。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「因佐神社(出雲国・出雲郡)」に比定される式内社(小社)の論社。八大荒神社とも呼ばれる。
社号標に、仮の宮荒神社ともある。「出雲阿国終焉地之碑」があり、江戸時代後期の文化4年(1807年)12月建立の出雲構え獅子が安置されている。
その他、鳥居、拝殿・本殿があるシンプルな境内。拝殿の額には「八大荒神」とある。また、自然の岩を土台としてその上に社殿の模型を置いた、面白い灯籠がある。
創立年代や由緒は不詳。江戸時代中期の地誌『雲陽誌』の假宮の項に、「荒神」という記述があり、その際には当地に存在していたことが明らか。
当社現存の棟札には安永7年(1778年)の記文までさかのぼることができる。八大とは、海や雨を司る八大龍王との関わりによるという。
神仏が深く習合していたことが考えられる。御祭神は玉依姫命。海の神として崇敬されている。玉は神霊、依りはあらゆるものへ寄り憑くと信じられた、という。
例祭は10月24日。毎月1日の早朝、住民の代表者が数人集まって、竹で作った「竹筒」を用意して稲佐の浜で海水を汲みとる「塩汲み神事」がある。
この汲み取った海水は、出雲大社と当社に共進される。共振する際、笹の葉を一枚手に持って、汲んできた海水を自らの身体と神前に振りかけて祈願する。
祈願した後の海水は持ち帰って「玄関などの家の出入り口となる所」や神棚、家族にも振りかける。その月の邪気を祓い、家内を清浄にし、厄災を退けるとされる。
当社の境内社に、沖御前神社・出雲手斧神社・稲荷神社・恵美須神社がある。
なお、式内社「因佐神社」の論社は他に、出雲大社の境外摂社である式内同名神社と、日御碕神社の摂社である熊野神社がある。
【ご利益】
海上安全、大漁満足、厄災除け
【関連記事】
・島根県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、島根県に鎮座している神社の一覧
[電話]-
荒神社(こうじんしゃ)は、島根県出雲市大社町杵築北にある神社。出雲大社の西、稲佐の浜の近く。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「因佐神社(出雲国・出雲郡)」に比定される式内社(小社)の論社。八大荒神社とも呼ばれる。
社号標に、仮の宮荒神社ともある。「出雲阿国終焉地之碑」があり、江戸時代後期の文化4年(1807年)12月建立の出雲構え獅子が安置されている。
その他、鳥居、拝殿・本殿があるシンプルな境内。拝殿の額には「八大荒神」とある。また、自然の岩を土台としてその上に社殿の模型を置いた、面白い灯籠がある。
創立年代や由緒は不詳。江戸時代中期の地誌『雲陽誌』の假宮の項に、「荒神」という記述があり、その際には当地に存在していたことが明らか。
当社現存の棟札には安永7年(1778年)の記文までさかのぼることができる。八大とは、海や雨を司る八大龍王との関わりによるという。
神仏が深く習合していたことが考えられる。御祭神は玉依姫命。海の神として崇敬されている。玉は神霊、依りはあらゆるものへ寄り憑くと信じられた、という。
例祭は10月24日。毎月1日の早朝、住民の代表者が数人集まって、竹で作った「竹筒」を用意して稲佐の浜で海水を汲みとる「塩汲み神事」がある。
この汲み取った海水は、出雲大社と当社に共進される。共振する際、笹の葉を一枚手に持って、汲んできた海水を自らの身体と神前に振りかけて祈願する。
祈願した後の海水は持ち帰って「玄関などの家の出入り口となる所」や神棚、家族にも振りかける。その月の邪気を祓い、家内を清浄にし、厄災を退けるとされる。
当社の境内社に、沖御前神社・出雲手斧神社・稲荷神社・恵美須神社がある。
なお、式内社「因佐神社」の論社は他に、出雲大社の境外摂社である式内同名神社と、日御碕神社の摂社である熊野神社がある。
【ご利益】
海上安全、大漁満足、厄災除け
【関連記事】
・島根県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、島根県に鎮座している神社の一覧
コメント