奈良期に伊勢伊雑宮末社を奉遷、秋祭には神楽と神輿
[住所]島根県江津市渡津町塩田2070
[電話]-
大年神社(おおとしじんじゃ)は、島根県江津市渡津町塩田にある神社。山陰本線の江津駅の北東約3キロ、江の川を越える。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「大歳神社(石見国・那賀郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。塩田大歳神社、塩田大年神社とも。
奈良時代前期の神亀2年(725年)、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の別宮である伊雑宮の末社の大歳神を奉遷したという。
伊雑宮の末社の大歳神については、伊雑宮の所管社に大歳神を祀る佐美長神社がある。また、平安時代前期の貞観11年(869年)7月に勧請したとも伝えられている。
伊勢神宮の別宮を勧請したという由緒は、江津市都野津町と浜田市元浜町の同名神社とも共通している。奉遷の年代も神亀2年と同一である。
式内社「大歳神社」は『日本三代実録』によれば、貞観13年(871年)4月3日に、従五位下の神階を授けられた。しかし論社や類社が多く、特定が難しい。当社もそのうちの一社。
主な論社は他に、江津市都野津町と浜田市元浜町の他、江津市和木町、浜田市の弥栄町、国分町などに当社あるいは式内と同名の神社がある。
当社殿扁額には、「大歳大明神」とある。御祭神は大年神。稲倉魂命を配祀する。例祭は10月21日・22日。
いわゆる江津市渡津町の秋祭りの一つで、嘉戸八幡宮・長田八幡宮・渡津天満宮などとともに前夜祭には奉納神楽がある。
当社では、和やかな茶利舞の「黒塚」、明け方の花形演目「鍾馗」「大蛇」、五穀農 結びの舞「五神」が演じられる。
また、当社には江戸時代に制作された神輿が現存し、それを修復しながら現在も神輿のお披露目と巡行が行われている。
【ご利益】
五穀豊穣、地域安全、家内安全
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・島根県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、島根県に鎮座している神社の一覧
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大年神社(おおとしじんじゃ)は、島根県江津市渡津町塩田にある神社。山陰本線の江津駅の北東約3キロ、江の川を越える。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「大歳神社(石見国・那賀郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。塩田大歳神社、塩田大年神社とも。
奈良時代前期の神亀2年(725年)、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の別宮である伊雑宮の末社の大歳神を奉遷したという。
伊雑宮の末社の大歳神については、伊雑宮の所管社に大歳神を祀る佐美長神社がある。また、平安時代前期の貞観11年(869年)7月に勧請したとも伝えられている。
伊勢神宮の別宮を勧請したという由緒は、江津市都野津町と浜田市元浜町の同名神社とも共通している。奉遷の年代も神亀2年と同一である。
式内社「大歳神社」は『日本三代実録』によれば、貞観13年(871年)4月3日に、従五位下の神階を授けられた。しかし論社や類社が多く、特定が難しい。当社もそのうちの一社。
主な論社は他に、江津市都野津町と浜田市元浜町の他、江津市和木町、浜田市の弥栄町、国分町などに当社あるいは式内と同名の神社がある。
当社殿扁額には、「大歳大明神」とある。御祭神は大年神。稲倉魂命を配祀する。例祭は10月21日・22日。
いわゆる江津市渡津町の秋祭りの一つで、嘉戸八幡宮・長田八幡宮・渡津天満宮などとともに前夜祭には奉納神楽がある。
当社では、和やかな茶利舞の「黒塚」、明け方の花形演目「鍾馗」「大蛇」、五穀農 結びの舞「五神」が演じられる。
また、当社には江戸時代に制作された神輿が現存し、それを修復しながら現在も神輿のお披露目と巡行が行われている。
【ご利益】
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