『出雲国風土記』の「志多備社」とも、日本有数のスダジイの巨木
[住所]島根県大田市朝山町朝倉463
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朝倉彦命神社(あさくらひこのみことじんじゃ)は、島根県大田市朝山町朝倉にある神社。山陰本線の田儀駅の南西約4.5キロ。国道9号の山陰道を進む。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「朝倉彦命神社(石見国・安濃郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。朝倉神社とも。

創祀年代は不詳。社号の通り、朝倉彦命を主祭神としている。朝倉彦命は不詳。『出雲国風土記』に記載されている「志多備社」とも。

一部資料には、第58代光孝天皇の御宇、平安時代の仁和2年(886)11月15日、周防朝倉八幡宮を勧請したもので、御祭神を応神天皇神功皇后・姫大神としている。

明治8年(1875年)、村社に列した。現在までに大物主神素盞嗚尊を合祀している。例祭は10月20日。

大江高山神楽社中による石見六調子神楽が奉納される場合がある。当社の本殿は春日造。幣殿・拝殿・社務所がある。

境内左手に力石が二つあり、大きい方が88.2キロ、小さい方が87.7キロ。明治期に朝山の海岸沖合から運ばれたものだという。

右手の樹木の下にはいくつかの石碑や石祠がある。境内には、県の天然記念物に指定されているスダジイの巨木が2本ある。

社殿横と参道傍らで、前者の大きいほうは、幹周11.4メートル、樹高20メートルで、枝張りは東西約20メートル・南北約33メートル。

日本屈指のシイの巨木と称されている。例年11月9日には、稲藁わらで編まれたオロチを幹周囲に飾り付け、御神酒や白米を捧げて豊作を祈願する総荒神祭が行われる。

こうして大蛇に巻かれた御神木は、古来から受け継がれた伝統と出雲文化を感じさせるもの。

【ご利益】
厄災除け、リフレッシュ、身体壮健
朝倉彦命神社 島根県大田市朝山町朝倉
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