立地条件は式内に最もふさわしい、古くは八王子
川俣神社 三重県鈴鹿市中冨田町5
[住所]三重県鈴鹿市中冨田町5
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川俣神社(かわまたじんじゃ)は、三重県鈴鹿市中冨田町にある神社。鈴鹿川が安楽川になる北岸、関西本線の井田川駅の北東約2.5キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「川俣神社(伊勢国・鈴鹿郡)」に比定される式内社(小社)の論社。中冨田町はよく、中富田町と混同される。

創祀年代は不詳。当地は古墳・遺跡の分布が最も濃密な地域で、国府台及び左岸の丘陵周辺に西ノ野古墳群、一色町の保子里古墳群がある。

また、右岸の丘陵周辺に井尻古墳群、井田川の茶臼山古墳群、同寺院阯などがある。後には国衙が置かれるなど、早い時期に開発された地だった。

現在は川の北岸堤防の下に鎮座しているが、数多くある式内社「川俣神社」の中で、立地的には最も理に適っているともされている。

式内社「川俣神社」の論社は他に、亀山市加太板屋と、市内の庄野町西富田町平田本町和泉町に当社および式内同名神社がある。

『亀城兎園記』中冨田村条に「社 八王子・神明・八幡拾六間ニ拾五間 村之南」とあり、古く八王子と称した。『中冨田村指出帳』などにも八王子社とある。

明治41年(1608年)6月、和泉村の川俣神社に合祀された。昭和23年(1948年)11月、氏子の総意に基づき、分祀、再興され、昭和26年(1951年)に宗教法人として届け出。

主祭神は大毘古命天照大神・中臣神・須佐之男命猿田毘古大神玉依比売命を配祀する。例祭は10月9日。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、開運招福、家内安全
川俣神社 三重県鈴鹿市中冨田町
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