旧伊勢街道沿い、もと八王子、明治天皇の代拝、御衣替神事
[住所]三重県鈴鹿市矢橋1-19-29
[電話]059-382-2140

矢椅神社(やぎじんじゃ)は、三重県鈴鹿市矢橋にある神社。伊勢鉄道線の鈴鹿駅の西近く。表参道は、旧伊勢街道と伊勢街道の交差点近く。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「矢椅神社(伊勢国・河曲郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀の年代は不詳。式内社「矢椅神社」の論社は他に、市内柳町に当社および式内同名神社がある。

江戸時代前期の寛文2年(1662年)の棟札に「八王子」とあり、また『三国地志』も「俗に八王子と称す」と記しており、八王子社と呼ばれていた。

明治2年(1869年)、明治天皇の東幸の際、代拝奉幣の扱いを受けた。村社に列し、明治39年(1906年)には神饌幣帛料供進社に指定された。

明治41年(1908年)、無格社山神剣一社を合祀した。御祭神は大穴牟遅神大山祇神を配祀する。例祭は10月10日。

平成23年(2011年)4月29日、矢橋自治会により、当社神殿新築のお木曳きが行われた。御衣替神事(おきぬがえしんじ)が伝わる。

旧伊勢街道沿いに鎮座し、往古から旅人を含めて崇敬された。先の寛文2年の棟札が現存する他、有楢川家が奉納した御戸帳一冊が伝わる。

【ご利益】
家内安全、地域安全、交通安全、厄災除け
矢椅神社 三重県鈴鹿市矢橋
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