創祀・御祭神・由緒不詳、室町期の鰐口銘、式内・川合神社の論社
明口神社 新潟県小千谷市川井58
[住所]新潟県小千谷市川井58
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明口神社(あきぐちじんじゃ)は、新潟県小千谷市川井にある神社。飯山線の内ヶ巻駅の北西約3.3キロ。信濃川が大きく蛇行している地。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「川合神社(越後国・魚沼郡)」に比定される式内社(小社)の論社。創祀年代は不詳。御祭神や由緒も不明。

当社の別名は式内社名通り、川合神社。式内社「川合神社」の論社は他に、長岡市東川口の式内同名神社と、魚沼市四日町の諏訪神社がある。

また、越後国には沼垂郡にも式内社「川合神社」があり、いずれも胎内市熱田坂の神明宮と、式内同名神社が論社になっている。

室町時代の応永11年(1404年)6月の鰐口銘が伝わり、その際、当社は明口大明神と呼ばれていたようだ。上杉謙信の時代の棟札も伝えられているという。

以前は下河河井村とも呼ばれたようだが、地名の川井が式内根拠か。社殿の中には「川合神社」の額が掛かっている。

かつて、お祭りの日にはこの鎮守の森に大勢の村人が集まり、一晩中踊り明かしたと伝わる。また、相撲大会などもあった。

古くから川井地域の人々の生活を見守り、信仰を集めてきた心のよりどころ。近くの水田の周囲には以前の当社神主である池田家の屋敷があったとされるが、今はない。

【ご利益】
五穀豊穣、地域安全
明口神社 新潟県小千谷市川井
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