もと金倉山に鎮座、後に遷座した三つの三宅神社の一つ
宇都宮神社 新潟県長岡市中潟町556
[住所]新潟県長岡市中潟町556
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宇都宮神社(みやけじんじゃ)は、新潟県長岡市中潟町にある神社。三宅神社とも呼ばれる。信濃川東岸。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「三宅神社二座(越後国・古志郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では無格社。

上越線の線路の近くで、越後滝谷駅の南約2キロ。東側には上越新幹線の線路が南北に走る。

入口の鳥居には「三宅神社」とあり、拝殿の額には「宇都宮神社」。宇都宮は古名だという。新潟県神社庁でも宇都宮神社とある。

社伝によれば、第8代孝元天皇の皇子である大彦命が第10代崇神天皇の勅命を受けて北陸を平定し、越の国に来た。

大彦命の御子である波多武日子命が、新羅の天日桙命の姫である天美明命と結ばれ、当地の東にある三明山(金倉山)に鎮まった。

幡持山(上の嶺)・幕山(中の嶺)・美明山(下の嶺、北の嶺)の金倉山三岳に三殿を作り、幡持山に大彦命、幕山に天日桙命、美明山に波多武日子命と天美明命が祀られた。

後世、皇室直轄の屯倉が置かれていたことから三宅となった地に、大彦命は山麓の妙見、天日桙命は中潟、波多武日子命と姫天美明命は大久保が岡(六日市)に遷座した。

そのため、今は当地を含めて南北に、妙見、中潟(当社)、六日市と三つの集落に三宅神社が鎮座している。また、金倉山山頂には奥の院の石碑が立っている。

上記伝承によると、当社の御祭神は天日桙命のはずで、江戸時代の資料では天日桙命となっているが、現在の御祭神は、義理の息子の波多武日子命となっている。

三宅神社宇都宮大明神とも呼ばれた。大正6年(1917年)、字中道下の神明社(天照大神)を合併した。例祭は7月第3日曜日。

【ご利益】
地域安全、家内安全、開運招福
宇都宮神社 新潟県長岡市中潟町
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