円山川に注ぐ向日置川、槙尾神社・巻尾大明神・梶尾宮とも
日置神社 兵庫県豊岡市日高町日置14
[住所]兵庫県豊岡市日高町日置14
[電話]0796-42-0514

日置神社(ひおきじんじゃ)は、兵庫県豊岡市日高町日置にある神社。山陰本線の江原駅の東南東約1キロ、円山川を越える。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「日置神社(但馬国・気多郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。高台に鎮座し、眼下の日置の集落は、円山川に注ぐ向日置川が埋積され、形成された小さな谷底平野上に位置している。

古い時代から開発されていた可能性を示す地域だという。『国司文書 但馬故事記』第16代仁徳天皇元年4月、当社創祀の様子が描かれている。

それによれば、物部多遅麻連公武の子である物部多遅麻毘古を、多遅麻国造とし、国府を日置邑に移し、日置首は、その祖である櫛玉命を日置丘に奉斎した、という。

中世以来、槙尾神社、巻尾大明神、梶尾宮とも称していた。江戸時代後期の文政5年(1822年)、社殿が造営された。

明治3年(1870年)、現社号に復し、明治6年(1873年)10月には村社に列した。明治40年(1907年)、社殿が造営された。

御祭神は天櫛耳命。あるいは天櫛玉命ともされる。例祭は10月16日。境内社に、稲荷神社、三柱神社、山ノ神社、八幡神社がある。また、境外社に秋葉神社があるという。

【ご利益】
一族・子孫繁栄、地域安全、家内安全
日置神社 兵庫県豊岡市日高町日置
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