播磨国分寺の鎮守、一願成就、香を焚き灯明をあげる風習
[住所]兵庫県高砂市阿弥陀町地徳279
[電話]079-447-4676

鹿嶋神社(かしまじんじゃ)は、兵庫県高砂市阿弥陀町地徳にある神社。山陽本線の曽根駅の北、竿池の先。参拝すれば、御朱印を頂ける。

兵庫県神社庁では鹿島神社と登録されている。「一願成就・鹿嶋さん」として親しまれ、特に合格祈願に人気がある。

社伝によれば、奈良時代に播磨国の国分寺が創建された折、その鎮守社として創建されたのに始まるとされる。

安土桃山時代の天正6年(1578年)、羽柴秀吉が神吉城攻略の際、この地も戦火を蒙り、灰燼に帰したが、神殿は焼け残ったとされる。

一時荒廃した付近一帯も、地徳新村の開発とともに、江戸時代前期の寛文年間(1661年-1673年)、当社再興の動きが始まった。

これを奇特として、当時の姫路藩主松平直矩が境内地や各種資材を寄進、現在の社域が定められて整備され、改めて勧請が行われた。

御祭神は、武甕槌命経津主命。元禄元年(1688年)、藩主本多忠国から境内地として50間4面の地を献ぜられるなど、歴代姫路藩主の崇敬も篤く、祭礼には特使が派遣された。

例祭は、秋の例大祭が10月、春の例大祭が4月。12月第2日曜日には一願祭として絵馬焼納がある。2月3日が節分祭、1月最後の日曜日が学神祭。

拝殿で参り、本殿裏を回って竹の棒を置く。これを年の数だけ繰り返す願掛が行われる。いわゆる、神殿廻り・擦り願い石。

神前で香を焚き、お灯明を点ずる珍しい慣わしが伝わる。武士が出陣に臨んで兜に香を焚き込めた故事が由来だという。

参道の両脇には名物のかしわもちの店が並んでいる。平成10年(1998年)にチタンの大鳥居が造られた。26メートルという日本有数の高さを誇る(神社の鳥居、高さランキング)。

境内社に、八秀稲荷、三宝荒神社、太郎坊権現、出雲社、戎社、當勝大神・鹿島大神・福成大神がある。

【ご利益】
一願成就、学業・受験合格(公式HP
鹿嶋神社 兵庫県高砂市阿弥陀町地徳
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鹿嶋神社 兵庫県高砂市阿弥陀町地徳の御朱印