景行朝に竹内宿禰が勧請、たびたびの勅使下向、ケヤキの古樹
[住所]石川県白山市吉田町8
[電話]076-275-0513 - 若宮八幡宮
神田神社(かんだじんじゃ)は、石川県白山市吉田町にある神社。北陸本線の加賀笠間駅の東、北鉄石川線の道法寺駅の西、手取川の北。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「神田神社(加賀国・石川郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。
社記によれば、第12代景行天皇の御代、式内宿彌(武内宿禰)が北陸と東方の諸国の風土監察のために下向した。
その際、北陸守護のため、吉ケ中と称する地に饒速日命を勧請し、その際地名を神田村としたという。
現在は、境内の左手に武内宿禰を祀る高良社があり、東側奥に武内宿禰の手植えと伝わる欅(ケヤキ)の古株がある。
幹周6.10メートル、樹高25メートル。鳥居木とよばれ、樹齢千数百年と言われる木があるとされるが、このケヤキのことだろうか。
平安時代には承和7年(841年)、天安元年(857年)に勅使が下向、延喜5年(905年)には藤原忠平が下向し、現社号を命名したという。
『延喜式』完成の年に当たる延長5年(927年)、本殿を建立し、長暦3年(1039年)にも勅使が下向した。
『加賀国内神名帳』に「従四位下 中村神田明神」が記載されており、式内社「神田神社」と同一視される場合がある。
なお、式内社「神田神社」の論社は他に、金沢市の増泉春日神社と、市内倉部町の八幡神社がある。
南北朝時代末期の嘉慶3年(1389年)、藤原元隆が勅使として参向し 圭田6002束の宅田を奉納した。また加賀国の守護職交代の都度、先例により石川郡の総社と位置付けた。
第34代の神主岡本正親、あるいは大和国から移った岡本壮之進は、石川郡60社、能美郡23社の近郷83社を奉仕したと伝わる。前田利家が知行200石を寄進したと伝わる。
現在、天児屋根命・武甕槌命・経津主神を配祀しているが、明治まではこの春日神が主神だったようで、饒速日命は相殿に祀られていた。
そのため、近世を通じて春日明神と呼ばれていた。明治になり、再度主神が入れ替わり、明治31年(1898年)、郷社に列した。
明治39年(1906年)、神饌幣帛料供進社に指定され、明治41年(1908年)1月11日に村東方鎮座の無格社八幡社(八幡大神=応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・比売神)を合祀した。
例祭は10月15日。
【ご利益】
五穀豊穣、地域安全、交渉成功、厄災除け
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・石川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、石川県に鎮座している神社の一覧
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『延喜式神名帳』にある「神田神社(加賀国・石川郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。
社記によれば、第12代景行天皇の御代、式内宿彌(武内宿禰)が北陸と東方の諸国の風土監察のために下向した。
その際、北陸守護のため、吉ケ中と称する地に饒速日命を勧請し、その際地名を神田村としたという。
現在は、境内の左手に武内宿禰を祀る高良社があり、東側奥に武内宿禰の手植えと伝わる欅(ケヤキ)の古株がある。
幹周6.10メートル、樹高25メートル。鳥居木とよばれ、樹齢千数百年と言われる木があるとされるが、このケヤキのことだろうか。
平安時代には承和7年(841年)、天安元年(857年)に勅使が下向、延喜5年(905年)には藤原忠平が下向し、現社号を命名したという。
『延喜式』完成の年に当たる延長5年(927年)、本殿を建立し、長暦3年(1039年)にも勅使が下向した。
『加賀国内神名帳』に「従四位下 中村神田明神」が記載されており、式内社「神田神社」と同一視される場合がある。
なお、式内社「神田神社」の論社は他に、金沢市の増泉春日神社と、市内倉部町の八幡神社がある。
南北朝時代末期の嘉慶3年(1389年)、藤原元隆が勅使として参向し 圭田6002束の宅田を奉納した。また加賀国の守護職交代の都度、先例により石川郡の総社と位置付けた。
第34代の神主岡本正親、あるいは大和国から移った岡本壮之進は、石川郡60社、能美郡23社の近郷83社を奉仕したと伝わる。前田利家が知行200石を寄進したと伝わる。
現在、天児屋根命・武甕槌命・経津主神を配祀しているが、明治まではこの春日神が主神だったようで、饒速日命は相殿に祀られていた。
そのため、近世を通じて春日明神と呼ばれていた。明治になり、再度主神が入れ替わり、明治31年(1898年)、郷社に列した。
明治39年(1906年)、神饌幣帛料供進社に指定され、明治41年(1908年)1月11日に村東方鎮座の無格社八幡社(八幡大神=応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・比売神)を合祀した。
例祭は10月15日。
【ご利益】
五穀豊穣、地域安全、交渉成功、厄災除け
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