天神さん、陸と海の交通の要所、潮の満ち引きから安産の神
[住所]石川県加賀市潮津町ユ32
[電話]0761-74-0528

潮津神社(うしおづじんじゃ)は、石川県加賀市潮津町にある神社。北陸本線の動橋駅の北西、柴山潟の西岸。県道39号線と148号線の潮津西交差点の近く。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「潮津神社(加賀国・江沼郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創建年代は不詳。往昔、この地に潮津潟があり、篠原に至る浜を八潮の湊と称し、舟の行き来があった。

また、潮津駅もあって、往時、社頭は常に盛大だったと伝わる。御祭神は鹽土老翁で、今では後述のように天神さんと親しまれている。

この地の城主諏訪大膳守が崇敬し、しばしば奉幣祈願、神宝の寄進があったが、その後の兵火により、灰燼に帰したと伝えられる。

後に大聖寺藩が潮津潟を埋立てた時に、前田利治より神田を賜り、祭祀を厳格にし、安産、魔除けの神として崇敬された。

近世を通じて、天神さんとも天満社とも呼ばれていたようで、境内石碑によれば、御祭神の鹽土老翁の生まれ変わりが菅原道真である、としている。

明治初年(1868年)、村社に列し、大正2年(1913年)に村社八幡社(応神天皇)を合祀、大正4年(1915年)には神饌幣帛料供進社に指定された。

現在の拝殿には2枚の扁額が掲げられ、右が潮津神社、左が八幡宮。例祭は9月23日。春季例祭が3月15日。

境内には、参道脇にいる一体だけの、昭和62年(1987年)9月建立の玉乗り狛犬がある。また、獅子頭風石造物・五重石塔・撫で牛・御神馬像がある。拝殿前には一対の狛犬。

【ご利益】
安産、事業成功、学業・受験合格、厄災除け
潮津神社 石川県加賀市潮津町
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潮津神社 石川県加賀市潮津町の御朱印