都田御厨の地、内宮と外宮、69社合祀、10月例大祭で山車引き回し
[住所]静岡県浜松市北区都田町6284
[電話]053-428-2097
須倍神社(すべじんじゃ)は、静岡県浜松市北区都田町にある神社。天竜浜名湖線の常葉大学前駅の北東、国道362号線を途中で北に折れる。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「須倍神社(遠江国・引佐郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。
第58代光孝天皇の御宇、平安時代前期の仁和3年(887年)の建宮と伝えられている。鎮座地の都田は伊勢の神宮(伊勢神宮)の御厨として発達した地。
そのため、神宮を勧請、奉斎したものと考えられている。もとは内宮と外宮に分かれて鎮座していた。
内宮は、上社として上都田須部の上の山に、外宮は下社として下都田中津に鎮座したが、延喜2年(902年)、上社下社の両社を現在地に遷し、神明宮あるいは現社号を称した。
磐田市の鎌田神明宮、浜松市東区神立町の総社蒲神明宮と並び、遠州三神明宮に数えられる。
ただ、社名からは神明宮らしさはなく、もとは古代における陶器(須恵器)製造に関連する神社だった可能性がある。中世になり、御厨に組み込まれ、定着したものか。
安土桃山時代の慶長6年(1601年)、徳川家康は伊奈忠次に社領として内宮に4石、外宮に3石を黒印を寄進した。
江戸時代前期の慶安元年(1648年)10月24日、3代将軍徳川家光が朱印に改め、寄進した。
明治6年(1873年)3月、郷社に列し、明治7年(1874年)5月24日、村内の神社69社を外宮に合祀した。
明治33年(1900年)11月、征清戦徒紀年碑が建立された。明治40年(1907年)6月21日、神饌幣帛料供進社に指定された。
昭和2年(1927年)、社務所を建築、昭和25年(1950年)には本殿を改造し、神明造銅葺とし、拝殿の茅葺きを銅葺きに改めた。
昭和55年(1980年)、幣殿・渡殿を改修して銅葺きとし、昭和56年(1981年)、手水舎を新築した。また同年7月、静岡県神社庁より神社7等級に認証された。
昭和62年(1987年)、建宮1100年を機に、境内社の改築、社務所の一部増築を含む修繕を行い、5月17日に千百年祭を斎行した。
平成3年(1991年)、第二鳥居を改築、平成6年(1994年)には神饌所を改築 拝殿の床を修理した。平成10年(1998年)、本殿の堅男木を改築した。
当社本殿の正面向かって右が内宮、左が外宮。内宮は千木は内削(水平切)、鰹木6本(本殿偶数)。外宮は千木は外削(垂直切)、鰹木5本(本殿奇数)。
内宮の御祭神は、天照皇大神。相殿に天手力男命・拷幡千々比売命を祀る。外宮の御祭神は、豊受姫大神。相殿に皇孫邇々藝命・天児屋根命・天太玉主命を祀る。
例祭は10月14日・15日で例大祭(大祭式)。川山・新木・横尾・吉影・谷上・一色・中津・中野・須部の周辺9地区より山車が引き回される。
また、祈年祭・新嘗祭でも当番区や氏子から選ばれた子供たちが祭典に参加し、献撤饌の奉仕や浦安の舞(剣の舞・鈴の舞)の奉納を行う。
境内社に、秋葉神社(火之迦具土神)、津島神社・姥神社(建速須佐之男命・石凝姥命)がある。
・稲荷社(伊邪那美神)
・稲荷社(宇迦之御魂神・佐田彦大神・大宮能売大神・田中大神・四大神)
・稲荷神社(保食神)2社
・金山神社、金山社(金山彦命、金山比古神)3社
・熊野神社
・向山神社(菊理比売神)
・三社神社
・山神社(大山津見神、大山祇命)9社
・七社神社(経津主神・武甕槌神・大己貴命・神武天皇・宇麻志麻沿命・道命・日本武命)
・社宮神社(船戸神)
・社宮神社(麓山祇命)
・若宮神社(大雀命)3社
・秋葉社(迦具土神)
・小神明社
・諏訪社(健御名方神と御穂須々美神)2社
・水神社(水波純女神)3社
・西宮社(蛭子命)
・地神社(地主神)
・津島神社(須佐之男命)3社
・天神社(忌部神)
・天神社(思兼神)
・天神社(思兼命・菅原神)
・天神社(菅原神)
・天白神社、天白社(大地主神。大己貴命)3社
・弐拾寺社神社
・白山神社、白山社(伊邪那美命)
・白山社(菊理姫神)2社
・白髭神社(猿田毘古神)
・八柱社(湍津島姫命・市杵嶋姫命・田心姫命・天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野久須毘命)
・八幡神社(息長帯比売命・品陀和気命・玉依比売神)
・八幡神社(品陀和気命)
・八剱神社、八剱社(熱田大神)
・木船社(高龗命)
・雷社(大雷命)
・立岩神社(磐之媛命)
・力神社(天手力男命)
・六社大明神社(稲田姫命・素盞鳴命・大己貴命・稲の神)
【ご利益】
開運招福、家内安全、五穀豊穣、厄災除け、子宝(公式HP)

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[電話]053-428-2097
須倍神社(すべじんじゃ)は、静岡県浜松市北区都田町にある神社。天竜浜名湖線の常葉大学前駅の北東、国道362号線を途中で北に折れる。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「須倍神社(遠江国・引佐郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。
第58代光孝天皇の御宇、平安時代前期の仁和3年(887年)の建宮と伝えられている。鎮座地の都田は伊勢の神宮(伊勢神宮)の御厨として発達した地。
そのため、神宮を勧請、奉斎したものと考えられている。もとは内宮と外宮に分かれて鎮座していた。
内宮は、上社として上都田須部の上の山に、外宮は下社として下都田中津に鎮座したが、延喜2年(902年)、上社下社の両社を現在地に遷し、神明宮あるいは現社号を称した。
磐田市の鎌田神明宮、浜松市東区神立町の総社蒲神明宮と並び、遠州三神明宮に数えられる。
ただ、社名からは神明宮らしさはなく、もとは古代における陶器(須恵器)製造に関連する神社だった可能性がある。中世になり、御厨に組み込まれ、定着したものか。
安土桃山時代の慶長6年(1601年)、徳川家康は伊奈忠次に社領として内宮に4石、外宮に3石を黒印を寄進した。
江戸時代前期の慶安元年(1648年)10月24日、3代将軍徳川家光が朱印に改め、寄進した。
明治6年(1873年)3月、郷社に列し、明治7年(1874年)5月24日、村内の神社69社を外宮に合祀した。
明治33年(1900年)11月、征清戦徒紀年碑が建立された。明治40年(1907年)6月21日、神饌幣帛料供進社に指定された。
昭和2年(1927年)、社務所を建築、昭和25年(1950年)には本殿を改造し、神明造銅葺とし、拝殿の茅葺きを銅葺きに改めた。
昭和55年(1980年)、幣殿・渡殿を改修して銅葺きとし、昭和56年(1981年)、手水舎を新築した。また同年7月、静岡県神社庁より神社7等級に認証された。
昭和62年(1987年)、建宮1100年を機に、境内社の改築、社務所の一部増築を含む修繕を行い、5月17日に千百年祭を斎行した。
平成3年(1991年)、第二鳥居を改築、平成6年(1994年)には神饌所を改築 拝殿の床を修理した。平成10年(1998年)、本殿の堅男木を改築した。
当社本殿の正面向かって右が内宮、左が外宮。内宮は千木は内削(水平切)、鰹木6本(本殿偶数)。外宮は千木は外削(垂直切)、鰹木5本(本殿奇数)。
内宮の御祭神は、天照皇大神。相殿に天手力男命・拷幡千々比売命を祀る。外宮の御祭神は、豊受姫大神。相殿に皇孫邇々藝命・天児屋根命・天太玉主命を祀る。
例祭は10月14日・15日で例大祭(大祭式)。川山・新木・横尾・吉影・谷上・一色・中津・中野・須部の周辺9地区より山車が引き回される。
また、祈年祭・新嘗祭でも当番区や氏子から選ばれた子供たちが祭典に参加し、献撤饌の奉仕や浦安の舞(剣の舞・鈴の舞)の奉納を行う。
境内社に、秋葉神社(火之迦具土神)、津島神社・姥神社(建速須佐之男命・石凝姥命)がある。
外宮に合祀された69社とその御祭神
・井神社(御井神)・稲荷社(伊邪那美神)
・稲荷社(宇迦之御魂神・佐田彦大神・大宮能売大神・田中大神・四大神)
・稲荷神社(保食神)2社
・金山神社、金山社(金山彦命、金山比古神)3社
・熊野神社
・向山神社(菊理比売神)
・三社神社
・山神社(大山津見神、大山祇命)9社
・七社神社(経津主神・武甕槌神・大己貴命・神武天皇・宇麻志麻沿命・道命・日本武命)
・社宮神社(船戸神)
・社宮神社(麓山祇命)
・若宮神社(大雀命)3社
・秋葉社(迦具土神)
・小神明社
・諏訪社(健御名方神と御穂須々美神)2社
・水神社(水波純女神)3社
・西宮社(蛭子命)
・地神社(地主神)
・津島神社(須佐之男命)3社
・天神社(忌部神)
・天神社(思兼神)
・天神社(思兼命・菅原神)
・天神社(菅原神)
・天白神社、天白社(大地主神。大己貴命)3社
・弐拾寺社神社
・白山神社、白山社(伊邪那美命)
・白山社(菊理姫神)2社
・白髭神社(猿田毘古神)
・八柱社(湍津島姫命・市杵嶋姫命・田心姫命・天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野久須毘命)
・八幡神社(息長帯比売命・品陀和気命・玉依比売神)
・八幡神社(品陀和気命)
・八剱神社、八剱社(熱田大神)
・木船社(高龗命)
・雷社(大雷命)
・立岩神社(磐之媛命)
・力神社(天手力男命)
・六社大明神社(稲田姫命・素盞鳴命・大己貴命・稲の神)
【ご利益】
開運招福、家内安全、五穀豊穣、厄災除け、子宝(公式HP)

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