石田川はもと角河、高島郡の豪族である角氏が祖神を奉斎
[住所]滋賀県高島市今津町角川95
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津野神社(つのじんじゃ)は、滋賀県高島市今津町角川にある神社。国道303号線の若狭街道が国道367号線と分岐する北側、若狭街道沿い。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「津野神社(近江国・高島郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。御祭神は、武内宿禰大国主命。『和名類聚抄』にある「津野郷」は当地、及び当社のことではないかとする説がある。

神紋は三ツ巴。高島郡の豪族である角氏ゆかりの神社という。主祭神の武内宿禰命は角氏の遠祖だという。

鎮座地の側を流れる石田川は、角河と呼ばれており、角河流域に、角氏の勢力が広がっていたと考えられている。

近隣の式内論社である日置神社も、武内宿禰が社殿を創建したと伝わり、武内宿禰やその一族との関わりが深い地域でもある。

昔は山王大明神、山王大宮社とも呼ばれていたという。現在、境内社に山王大宮があり、主客転倒していたものか。

安土桃山時代の元亀3年(1572年)、織田氏の兵火に罹り焼失した。明治9年(1876年)、村社に列した。例祭は4月27日。

なお、式内社「津野神社」の論社は他に、北仰に当社および式内同名神社がある。

【ご利益】
一族・子孫繁栄、病気平癒、縁結び
津野神社 滋賀県高島市今津町角川
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