石観音に隣接、郡神明神などとも呼ばれた三方湖の神を祀る
御方神社 福井県三方上中郡若狭町三方21-1
[住所]福井県三方上中郡若狭町三方21-1
[電話]-

御方神社(みかたじんじゃ)は、福井県三方上中郡若狭町三方にある神社。小浜線の三方駅の北東、国道27号線の丹後街道を石観音の交差点で東進。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 北陸道神 若狭国 三方郡「御方神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀年代や由緒も不詳。もとは三方駅南西約200メートルの郡神という小字の地に鎮座していたという。

現在地への遷座時期は不明だが、現在地は三方集落の北東奥、三方石観音の入口の山裾にあたる。

地名の三方も、社名の御方も、本来的には同じ意味で、「み」は美称、「かた」は潟、つまり現在の当社の西に位置する三方湖を指すと考えられている。

現在、御祭神は櫛御方命とされているが、これは地名や社名をもとにしたもの、とされ、否定的な見解も多い。

一説に天日槍命ともされるが、これも根拠は希薄だという。本来は、三方湖の神を祀ったものだろうか。

古くは「明神社」「郡神明神」とも呼ばれていた。現在までに、山脇大神・事代主命大山咋命を合祀している。例祭は9月12日。

本殿の前には大正14年(1925年)3月建立の浪速狛犬がある。なお、当社が隣接する三方石観世音は、北陸三十三ヶ所観音巡礼霊場第七番札所である。

【ご利益】
地域安全、厄災除け、大漁満足、海上安全
御方神社 福井県三方上中郡若狭町三方
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