謁播神社の安藤家が戦火を避け足助に移住した際に奉斎か
川原宮・謁盤神社 愛知県豊田市御蔵町字粟下シ2
[住所]愛知県豊田市御蔵町粟下シ2
[電話]-

川原宮・謁盤神社(かわはらのみや・あちはじんじゃ )は、愛知県豊田市御蔵町粟下にある神社。矢作川上流東岸、県道33号線を東進して、県道357号線をそのまま東進。御朱印の有無は不明。

川原宮謁磐神社とも。単に謁盤神社・謁磐神社とも。『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 三河国 額田郡「謁播神社」に比定される式内社(小社)の参考社。

創建年代は不詳。『式内社調査報告』によれば、戦国時代、東阿知和町の謁播神社神主安藤家が戦火を避けて足助に移住した。

この移住に伴い、安藤家が謁播神社を分祀して、当地に奉斎されたのが当社の起源だという。

御祭神は、大木食命・千波夜命・建御賀豆智命伊波比主命天之子八根命・大比賣之命。三河国造(参河国造)の祖と春日四神。

謁播神社とも符合している。千波夜命は出雲色大臣の五世孫、知波夜命(ちはやのみこと)のこと。大木食命はその四世祖で、出雲色大臣の子だと考えられる。

ただし、謁播神社では知波夜命は祀られているが、大木食命は祀られていない。また春日四神については、春日大神として一括りで祀られている。

現在までに、倭男具那命若帯日子命大帯日古淤斯呂和気命を合祀している。御祭神としては珍しい神名だが、いずれも『古事記』に準拠したもの。

例祭は10月第2日曜日。境内社に、津嶋神社がある。

【ご利益】
厄災除け、一族・子孫繁栄
川原宮・謁盤神社 愛知県豊田市御蔵町
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