もとは諏訪社、明治期に上賀茂神社の第七摂社指定で改称
[住所]京都府京都市北区上賀茂本山
[電話]075-781-0011 - 賀茂別雷神社

須波神社(すわじんじゃ)は、京都府京都市北区上賀茂本山、賀茂別雷神社(上賀茂神社)の境内にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「須波神社」に比定される式内社(小社)の論社。上賀茂神社の境内摂社。

創祀年代や由緒は不詳。もとは諏訪社と呼ばれていたという。明治10年(1877年)3月21日、上賀茂神社の第七摂社と定められ、現社号に改称した。

本社である上賀茂神社本殿とは、楼門をはさみ、御物忌川を隔て、対岸の片岡山の麓、片山御子神社のすぐ南、やや高い場所に鎮座する。

御祭神は、阿須波神波比祇神・生井神・福井神・綱長井神のいわゆる坐摩神。座摩巫祭神五座座摩神社でも祀られている神。

式内社名の「須波」は阿須波神の神名からとの説もある。もともと宮中など居住区の守護神であるが、当社は当然、上賀茂神社、その前庭の守護神だという。

ただし、諏訪社だったのだから、御祭神は建御名方命のはず、との説もある。本殿は国の重要文化財。例祭は4月21日が春祭、11月21日が秋祭だという。

なお、式内社「須波神社」の論社は他に、賀茂御祖神社(下鴨神社)境内摂社の三井神社の末社である諏訪社、同じく境内摂社の河合神社、静市静原町の静原神社がある。

【ご利益】
心を静める癒しの神
須波神社 京都府京都市北区上賀茂本山
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