古代祭祀の磐座信仰の地、兵庫の海中で霊光を発していた神石を奉斎
末刀岩上神社 京都府京都市左京区松ケ崎林山30
[住所]京都府京都市左京区松ケ崎林山30
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末刀岩上神社(まといわがみじんじゃ)は、京都府京都市左京区松ケ崎林山にある神社。地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅の北、宝ヶ池公園の南。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「末刀神社」に比定される式内社(小社)の論社。

創祀年代は不詳。社殿を設けず、天然の岩を神石とするところから岩上神社と呼ばれた。この霊石は、兵庫の海中で霊光を発していた岩だという。

当地域には露出した岩の山肌が多く、松樹茂る所で、古くから清浄の地として知られるが、当社も林山を背景とした古代祭祀の磐座信仰の地であったと推定される。

古くから漁猟・ 牛馬の神として信仰されていたという。末刀が松の字に通じるところから、「末刀」を社名に付すようになったという。

境内には寛政10年(1798年)銘の石灯籠 や大正2年(1913年)銘の「式内末刀岩上神社」碑文が残されている。

近くに日蓮宗の涌泉寺という寺院があり、その寺院が管理している泉が当社境内のすぐ近くにある。桜井水である。

浅い泉水ながら、枯れることがなかったという記録などから、『枕草子』に記載のある名水の一つ「桜井」ではないかとともされている。

なお、式内社「末刀神社」の論社は他に、賀茂御祖神社(下鴨神社)境内末社の愛宕社がある。

【ご利益】
産業振興、事業成功、リフレッシュ
末刀岩上神社 京都府京都市左京区松ケ崎林山
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