もとは河口付近、付近に古墳や旧跡、吉備の高島宮跡とも
高島神社 岡山県岡山市中区賞田295
[住所]岡山県岡山市中区賞田295
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高島神社(たかしまじんじゃ、高嶋神社)は、岡山県岡山市中区賞田にある神社。近代社格では村社。山陽本線の高島駅の北、旭川東岸。御朱印の有無は不明。

竜ノ口山の南麓。もともと旭川は、この竜ノ口山を出たあたりが河口であり、徐々に沖積平野が広がっていったと考えられている。

国府、総社宮、旧山陽道、賞田廃寺址、大神神社、備前車塚古墳などの遺跡・旧跡も集中している。

創祀年代は不詳。『古事記』『日本書紀』に見える、初代神武天皇の東遷の際、数年間駐輦した吉備の高島宮跡に創建された。

御祭神は神武天皇。そのため、吉備高島宮とも。『備前国総社神名帳』にも「正三位 高島大明神」と記載されている古社。

旧幕時代は衰微がその極に達したが、昭和になり、紀元2600年に神武行宮の碑を建て、社殿を復興した。

しかしその後、暴風雨のため倒潰し、現在は本殿だけが現存している状態である。現在は本殿の他、神武天皇聖蹟記念之碑と吉備高島宮址碑の二つの碑が建つ。

『古事記』で8年間、『日本書紀』で3年間、神武天皇が滞在した吉備の高島宮の候補は、県内や広島県に多数ある。

その中で当社は、立地の他、賞田村が、脇田村と中田村が合併してできたもので、この「中田」が「名方浜宮」の「なかた」ではないか、という説もあり、有力。

【ご利益】
事業成功、産業振興、五穀豊穣
高島神社 岡山県岡山市中区賞田
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