竜天山山頂、式内・布勢神社の古社地、神名帳所載の晴雨を司る神
[住所]岡山県赤磐市中勢実65
[電話]086-728-2393
布勢巨神社(ふせこじんじゃ)は、岡山県赤磐市中勢実にある神社。JR津山線の弓削駅の南東6キロほど、県道52号線で竜天天台公園方面。正四佳布勢一三神社とも。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 備前国 赤坂郡「布勢神社」に比定される式内社(小社)の参考社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。社伝によれば、鎮座地である龍天山(竜天山)は備前国五高山のうち、最も優れた名山とされ、古昔、式内社「布勢神社」が鎮座した。
第11代垂仁天皇の御字、南海の渡船が転覆するという難があり、天皇は博士に命じて占わせた。
その結果、「こは吉備の国布勢大明神の神威なり、社殿を七谷七畝の山麓に遷し、北面に勧請ありたし」と奏上された。
そこで、南麓に勧請し、社殿を造営したと伝えられている。現在の仁堀西の布勢神社である。つまり当地は布勢神社の古社地。
布勢神社の遷座後、当地に祀られたのが当社、ということになる。昔より、祈雨、祈晴、祈穀の神殿として著名であるという。
鳥居扁額には、「正四位布勢巨神社」と刻まれている。『備前国神名帳』にも記載されているが、山本氏本には「正四位下 布勢巨明神」とある。
現在の本殿は、花崗岩で造られた華麗なもの。御祭神は事代主命とされる。布勢神社の御祭神が現在は大穴牟遅尊とされていることに対応したものか。
ただし、事代主命だと、当社の御神徳とぴったり符合する、とは言いずらい。御神徳は竜天山からの連想で、水神と考えられた結果か。例祭は10月10日。
社殿の後方に、いくつかの境内社や石碑が並んでいる。石碑には、「龍王宮」と刻まれている。竜王山を祀ったものともされる。
【ご利益】
祈雨・天候、五穀豊穣
【関連記事】
・岡山県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、岡山県に鎮座している神社の一覧
[電話]086-728-2393
布勢巨神社(ふせこじんじゃ)は、岡山県赤磐市中勢実にある神社。JR津山線の弓削駅の南東6キロほど、県道52号線で竜天天台公園方面。正四佳布勢一三神社とも。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 備前国 赤坂郡「布勢神社」に比定される式内社(小社)の参考社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。社伝によれば、鎮座地である龍天山(竜天山)は備前国五高山のうち、最も優れた名山とされ、古昔、式内社「布勢神社」が鎮座した。
第11代垂仁天皇の御字、南海の渡船が転覆するという難があり、天皇は博士に命じて占わせた。
その結果、「こは吉備の国布勢大明神の神威なり、社殿を七谷七畝の山麓に遷し、北面に勧請ありたし」と奏上された。
そこで、南麓に勧請し、社殿を造営したと伝えられている。現在の仁堀西の布勢神社である。つまり当地は布勢神社の古社地。
布勢神社の遷座後、当地に祀られたのが当社、ということになる。昔より、祈雨、祈晴、祈穀の神殿として著名であるという。
鳥居扁額には、「正四位布勢巨神社」と刻まれている。『備前国神名帳』にも記載されているが、山本氏本には「正四位下 布勢巨明神」とある。
現在の本殿は、花崗岩で造られた華麗なもの。御祭神は事代主命とされる。布勢神社の御祭神が現在は大穴牟遅尊とされていることに対応したものか。
ただし、事代主命だと、当社の御神徳とぴったり符合する、とは言いずらい。御神徳は竜天山からの連想で、水神と考えられた結果か。例祭は10月10日。
社殿の後方に、いくつかの境内社や石碑が並んでいる。石碑には、「龍王宮」と刻まれている。竜王山を祀ったものともされる。
【ご利益】
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