尾張氏の祖神、尾治針名根連命を祀る、毎年海の日に末社の天王祭
[住所]愛知県名古屋市天白区天白町大字平針大根ケ越175
[電話]052-803-6174
針名神社(はりなじんじゃ)は、愛知県名古屋市天白区天白町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「針名神社(尾張国・愛智郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。『尾張国内神名帳』に「従三位針名天神」とある。もとは現在地より約800メートル北、天白川左岸の元郷に鎮座した。
江戸時代初期の慶長年間(1596年-1615年)、徳川家康の命により平針宿が成立したと同時期に現在地に遷座した。
主祭神は尾治針名根連命。尾張氏の祖先神で尾張国一宮の真清田神社の御祭神でもある天火明命の十四世孫にあたるとされる。
父の尾綱根命とともに犬山市の針綱神社にも祀られている。また、岡山県岡山市北区には尾針神社、尾治針名真若比咩神社がある。
配神として、大巳貴命(大国主命とも)、少彦名命を祀っている。明治5年(1872年)、村社に列した。明治42年(1909年)、八幡神(応神天皇)を合祀した。
現社殿・社務所・手水舎などは昭和天皇即位五十年の奉祝記念事業として昭和51年(1976年)11月6日に竣功した。
例祭は体育の日。神社本庁より献幣使による幣帛料のお供えがあり、早朝より元気な掛け声とともに各町内の子供みこし・子供獅子の奉納もある。
1月14日には左義長がある。門松や注連縄を焚き上げ、豊かな収穫を祈る。各家庭より持ち寄った御鏡餅をその忌火で焼き、その餅を食べると無病息災と言われている。
境内社として、本殿の右側には、天王社(建速須佐之男命)・針名天神社(菅原道真公)がある。
毎年海の日に行われる天王祭は、この天王社の祭典。午後、木遣音頭に合わせ「天王祭」の文字を表した釣り提灯の柱の引上げが行われる。
宵には、婦人会、一般参拝者による盆踊りが行われ、露店も賑わい、老若男女多くの方が訪れ、平針の夏の風物詩となっている。
また平成21年(2009年)からは本殿の前に氏子総代の作成による茅の輪が設置され、多くの参拝者が八の字にくぐり無病息災を願う。
針名天神社では、1月25日に針名天神社祭が行われる。いわゆる初天神で、入学試験を直前に控えた受験生の参拝が多く見られるという。
天王社、針名天神社の南には、神明社(天照皇大神)、知立社(鵜葺草葺不合神)、山神社(大山祇神)、御鍬社(豊受毘売神)、洲原社(菊理比売神)、金刀比羅社(大物主神)がある。
神明社の右側の赤い鳥居をくぐると針名稲荷社(宇賀能美多麻神)が鎮座している。2月のはじめの午の日に初午祭が行われる。
境内地は約1万2000坪、名古屋市内でも有数の規模を有する神社である。御神木は杉で、この大スギは市内で現存する杉としては最大、市の保存樹に指定されている。
当社から農業センターにかけて、市の野鳥保護区になっており、市内でも屈指の野鳥観察地。参道のこずえで多くの野鳥がさえずり、大空ではオオタカが旋回する姿も見られる。
なお、式内社「針名神社」の論社は他に、市内中村区の烏森天神社がある。
【ご利益】
交通安全、厄災除け、病気平癒(公式HP)
【関連記事】
・愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧
[電話]052-803-6174
針名神社(はりなじんじゃ)は、愛知県名古屋市天白区天白町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「針名神社(尾張国・愛智郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。『尾張国内神名帳』に「従三位針名天神」とある。もとは現在地より約800メートル北、天白川左岸の元郷に鎮座した。
江戸時代初期の慶長年間(1596年-1615年)、徳川家康の命により平針宿が成立したと同時期に現在地に遷座した。
主祭神は尾治針名根連命。尾張氏の祖先神で尾張国一宮の真清田神社の御祭神でもある天火明命の十四世孫にあたるとされる。
父の尾綱根命とともに犬山市の針綱神社にも祀られている。また、岡山県岡山市北区には尾針神社、尾治針名真若比咩神社がある。
配神として、大巳貴命(大国主命とも)、少彦名命を祀っている。明治5年(1872年)、村社に列した。明治42年(1909年)、八幡神(応神天皇)を合祀した。
現社殿・社務所・手水舎などは昭和天皇即位五十年の奉祝記念事業として昭和51年(1976年)11月6日に竣功した。
例祭は体育の日。神社本庁より献幣使による幣帛料のお供えがあり、早朝より元気な掛け声とともに各町内の子供みこし・子供獅子の奉納もある。
1月14日には左義長がある。門松や注連縄を焚き上げ、豊かな収穫を祈る。各家庭より持ち寄った御鏡餅をその忌火で焼き、その餅を食べると無病息災と言われている。
境内社として、本殿の右側には、天王社(建速須佐之男命)・針名天神社(菅原道真公)がある。
毎年海の日に行われる天王祭は、この天王社の祭典。午後、木遣音頭に合わせ「天王祭」の文字を表した釣り提灯の柱の引上げが行われる。
宵には、婦人会、一般参拝者による盆踊りが行われ、露店も賑わい、老若男女多くの方が訪れ、平針の夏の風物詩となっている。
また平成21年(2009年)からは本殿の前に氏子総代の作成による茅の輪が設置され、多くの参拝者が八の字にくぐり無病息災を願う。
針名天神社では、1月25日に針名天神社祭が行われる。いわゆる初天神で、入学試験を直前に控えた受験生の参拝が多く見られるという。
天王社、針名天神社の南には、神明社(天照皇大神)、知立社(鵜葺草葺不合神)、山神社(大山祇神)、御鍬社(豊受毘売神)、洲原社(菊理比売神)、金刀比羅社(大物主神)がある。
神明社の右側の赤い鳥居をくぐると針名稲荷社(宇賀能美多麻神)が鎮座している。2月のはじめの午の日に初午祭が行われる。
境内地は約1万2000坪、名古屋市内でも有数の規模を有する神社である。御神木は杉で、この大スギは市内で現存する杉としては最大、市の保存樹に指定されている。
当社から農業センターにかけて、市の野鳥保護区になっており、市内でも屈指の野鳥観察地。参道のこずえで多くの野鳥がさえずり、大空ではオオタカが旋回する姿も見られる。
なお、式内社「針名神社」の論社は他に、市内中村区の烏森天神社がある。
【ご利益】
交通安全、厄災除け、病気平癒(公式HP)
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