鵜江神社を勧請した宇内大明神、大注連縄の大蛇制作、10月秋祭り
鵜成神社 岡山県小田郡矢掛町宇内2031
[住所]岡山県小田郡矢掛町宇内2031
[電話]0866-93-6283

鵜成神社(うなりじんじゃ)は、岡山県小田郡矢掛町宇内にある神社。井原鉄道井原線の小田駅から県道48号線を北上。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。社伝によれば、西川面の鵜江神社の御分霊を勧請したものだという。ただし、東川面の大元鵜江神社には同社を勧請したと伝わる。

もとは宇内大明神と称していたが、江戸時代前期の貞享年間(1684年-1688年)ころに鵜成大明神と改号したという。

明治9年(1876年)までは黒木村(現 美星町黒木)も当社の氏子だったが、明剱神社を祀るようになって、氏子を離れた。

当社の御祭神は吉備津彦命。例祭は10月第2土・日曜日で秋祭。秋祭りには奉納子供相撲大会、千歳楽がある。

昭和45年(1970年)までは大祭日には御神幸があり、社森神社と木野山神社が御旅所だったが、現在は行われていない。

12月第1日曜日に新嘗祭が行われる。また、7年に一度荒神社式年祭が行われる。

参道には、元禄2年(1689年)2月4日の銘のある石鳥居、享保3年(1718年)9月と天明6年(1786年)3月の銘のある石燈籠が各1基ある。

また、享保3年9月15日の銘のある手水鉢があり、拝殿前には昭和10年(1935年)4月の銘のある唐獅子がある。

本殿に向かって右側には末社の明剱・御鋒・稲荷・岩山神社が 左側には出雲大社がある。

御鋒神社は明和年間に起こった一揆の指導者で、矢掛の河原で打ち首になった宇平治という人を祀ったものという。西明院境内には宇平治の供養塔といわれる寶匡印塔がある。

岩山神社は、当社よりも古く祀られ、その社地に勧請、創建されたのが当社だという。以降、末社として祀られている。

出雲大社は明治年間(1868年-1912年)に大社講の人たちが祀ったもの。

氏子が6組に分かれて組内で籤をひき大当1人、相当4人を決める。当を受けると奥の間の前に〆縄を張り、昔は四足のものは食べてはいけなかった。

昭和45年まではオハケを立てていた。高さ約5メートルの真竹の先に笹を少し残し、御幣を付けて立て、根元に川砂を盛ったもの。

周囲にヨロイ竹を立てて垣をしていたが、現在は立てられない。

鳥居には長さ5メートルの大注連縄が藁蛇と同じに作られ、頭はシュロで、目は赤いトウガラシで作られる。

【ご利益】
地域安全
鵜成神社 岡山県小田郡矢掛町宇内
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