江戸初期に足次山神社を勧請か、磐座や結界など祭祀古さ示すものも
足次神社 岡山県井原市西江原町44
[住所]岡山県井原市西江原町44
[電話]0866-62-3798

足次神社(あしつぐじんじゃ)は、岡山県井原市西江原町にある神社。井原鉄道井原線の早雲の里荏原駅の西、国道486号線の青木交差点辺りを北へ。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 備中国 後月郡「足次山神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では無格社。甲山八幡神社の境外摂社とも。一説に、村社。

『岡山県神社誌』によれば、江戸時代初期の慶長12年(1607年)8月の勧請。一説には、井原町にある足次山神社の御分霊を勧請したとも。

江戸初期創建では、式内社足りえない。足次山神社の勧請にしては、現在の御祭神は足名椎神・手名椎神であり、違いが大きすぎる。

ただし、当社の御祭神も天須波神とする説もある。どちらにしろ、論社というよりは、参考社ということだろうか。

ただし、本殿背後には磐座とも考えられる大きな石がいくつかある。祭祀の古さを語るものか。例祭は10月第2日曜日。

社殿の周囲には、注連縄で結界された場所があり、古札など何かを燃やしたような跡もあるものの、何かを祀っている可能性もある。

また、境内には「第十四番 常楽寺 弥勒菩薩」とあるお堂がある。

なお、式内社「足次山神社」の論社は、先述の当社の勧請元とされる式内同名神社の他、芳井町天神山の大山神社の摂社がある。

【ご利益】
身体壮健、厄災除け、五穀豊穣
足次神社 岡山県井原市西江原町
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