備中鐘乳穴近く、もとは岩山大明神、式内唯一の候補として改称
[住所]岡山県真庭市上水田8425
[電話]0866-52-2146
井戸鍾乳穴神社(いどかなちあなじんじゃ)は、岡山県真庭市上水田にある神社。県道312号線、備中鍾乳穴の西。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 備中国 英賀郡「井戸鍾乳穴神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。
創祀や由緒は不詳。式内社は早くから廃絶していた可能性が高いという。その所在地についても長い間不明だった。
江戸時代中期以降、式内社を当地近辺に比定するようになった。付近にこの地域唯一の水源である「杓の手」と呼ばれる井戸と、大規模な鐘乳洞があったため。
この鍾乳洞が備中鐘乳穴。洞内は「夢の宮殿」の大広間をはじめ、日本一と言われる高さ3メートル、直径5メートルの大石筍「洞内富士」がある。
また、22階層からなる「五重の塔」、等鍾乳石、石筍カーテンなど無数に発達した全国的にも珍しいもので、県指定天然記念物。
平安時代から朝廷御用の薬源として徴されていることが『日本三代実録』『日本文徳天皇実録』などにも記されている。
明治初年(1868年)、この地の氏神であった岩山大明神を現社号に改称。当社自体も式内社かどうか不明と疑っているものの、論社もないのが実情。
御祭神は、大名持命(大国主命の別名)を主神として、その後合祀された誉田別命と素盞鳴命を配祀している。
社殿は南面して建てられており、本殿は正面1間・側面2間、入り母屋造り妻入り、唐破風向拝付き・桧皮葺きである。
例祭は11月3日。秋祭りで、「頭屋祭」、あるいは「当屋祭り」と呼ばれ、現在も古代の形式にのっとり、斎行されている。民俗学的に貴重。
境内の末社には、荒神社、海津見神杜、魔王神社、五王(牛頭天王)神社がある。参道入口にエドヒガンザクラの古木が自立している。
上部の大枝は枯損しているが、そこから傍芽した側枝が伸びて樹勢は旺盛である。旧北房町随一の大桜であり、市の天然記念物に指定されている。
【ご利益】
リフレッシュ、身体壮健、健康長寿
【関連記事】
・岡山県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、岡山県に鎮座している神社の一覧
[電話]0866-52-2146
井戸鍾乳穴神社(いどかなちあなじんじゃ)は、岡山県真庭市上水田にある神社。県道312号線、備中鍾乳穴の西。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 備中国 英賀郡「井戸鍾乳穴神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。
創祀や由緒は不詳。式内社は早くから廃絶していた可能性が高いという。その所在地についても長い間不明だった。
江戸時代中期以降、式内社を当地近辺に比定するようになった。付近にこの地域唯一の水源である「杓の手」と呼ばれる井戸と、大規模な鐘乳洞があったため。
この鍾乳洞が備中鐘乳穴。洞内は「夢の宮殿」の大広間をはじめ、日本一と言われる高さ3メートル、直径5メートルの大石筍「洞内富士」がある。
また、22階層からなる「五重の塔」、等鍾乳石、石筍カーテンなど無数に発達した全国的にも珍しいもので、県指定天然記念物。
平安時代から朝廷御用の薬源として徴されていることが『日本三代実録』『日本文徳天皇実録』などにも記されている。
明治初年(1868年)、この地の氏神であった岩山大明神を現社号に改称。当社自体も式内社かどうか不明と疑っているものの、論社もないのが実情。
御祭神は、大名持命(大国主命の別名)を主神として、その後合祀された誉田別命と素盞鳴命を配祀している。
社殿は南面して建てられており、本殿は正面1間・側面2間、入り母屋造り妻入り、唐破風向拝付き・桧皮葺きである。
例祭は11月3日。秋祭りで、「頭屋祭」、あるいは「当屋祭り」と呼ばれ、現在も古代の形式にのっとり、斎行されている。民俗学的に貴重。
境内の末社には、荒神社、海津見神杜、魔王神社、五王(牛頭天王)神社がある。参道入口にエドヒガンザクラの古木が自立している。
上部の大枝は枯損しているが、そこから傍芽した側枝が伸びて樹勢は旺盛である。旧北房町随一の大桜であり、市の天然記念物に指定されている。
【ご利益】
リフレッシュ、身体壮健、健康長寿
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