加志の海には島が多いが、村の奥の山手にある「敷島」
敷島神社 長崎県対馬市美津島町加志386
[住所]長崎県対馬市美津島町加志386
[電話]-

敷島神社(しきしまじんじゃ)は、長崎県対馬市美津島町加志にある神社。字小河内、県道24号線から加志に向かう横道にそれる。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 対馬国 下県郡「敷嶋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。御祭神は、天佐手依比女神・雷大臣命(中臣烏賊津使主)。『對馬神社誌』には、下記のように記載されている。
しき嶋大明神 神躰石 勸請不知。社無之 神所ハ村より卯方壹町半程之所也。神山麦三俵蒔程 樫木有之。祭之義加志大明神祭料之内ニ而勤之
社号の「敷島」の「しき」は、志賀の「しか」と同根とされ、他に「しこ」などの変化も見られる。

敷島という名称ながら、海からは遠く離れ、村の奥の山手にある。太祝詞神社に近い。加志の海には大島、黒島、経島はあるが、敷島という名称のものはない。

しかし海辺にこれだけの島があり、経島には別の神社があるが、当社が山中にあるのは一見して不思議である。

式内社「敷嶋神社」は、平安時代前期の承和10年(843年)9月に従五位下、貞観12年(870年)3月に従五位上に進んだ。

他の論社に、鹿ノ島の志賀島神社、厳原町東里野良の住吉神社に合祀されたものがある。当社は明治7年(1874年)6月、村社に列した。例祭は6月15日が夏季大祭、11月15日が秋季大祭。

【ご利益】
地域安全、家内安全
敷島神社 長崎県対馬市美津島町加志
【関連記事】
長崎県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、長崎県に鎮座している神社の一覧