満潮時に海に沈む海中鳥居、本宮の郷崎の里宮・遥拝所
都々智神社 長崎県対馬市美津島町尾崎737
[住所]長崎県対馬市美津島町尾崎737
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都々智神社(つつちじんじゃ)は、長崎県対馬市美津島町尾崎にある神社。尾崎漁港内の大島にある。牛除崎都々智神社とも。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 対馬国 下県郡「都都智神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

大島への参道は、満潮時には海に沈む。海中鳥居で知られる。干潮時のみ、参拝が可能。創祀や由緒は不詳である。

御祭神は、天之狹手依比賣命(天之狭手依比売命)、表筒男命中筒男命底筒男命住吉三神

明治7年(1874年)、村社に列した。例祭は6月2日で例大祭。11月15日には冬季大祭がある。境内社に、八幡神社・天神神社・金刀比羅神社・弁天神社がある。

郷埼灯台近くの郷崎にも同名神社がある。対馬では、山頂や海岸に本宮、里に里宮という形態が多い。

そのため、当社は里宮、あるいは遥拝所、郷崎は本宮と考えられている。また、これも対馬特有だが、胡簶神社胡簶御子神社のように、セットとなったものか。

ただ、胡簶神社と胡簶御子神社の場合、双方が『延喜式』神名帳に記載されているが、当社と郷崎の場合、「都都智神社」は一つのみ。

なお、式内社「都都智神社」の論社は他に、厳原町久根田舎の銀山上神社の境内社と、その旧地としての矢立山山頂がある。

【ご利益】
海上安全、大漁満足
都々智神社 長崎県対馬市美津島町尾崎
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