山・石神、温泉と関係か、「アザミ」から転訛か、「アタミ」の地
阿多弥神社 長崎県壱岐市勝本町立石東触360
[住所]長崎県壱岐市勝本町立石東触360
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阿多弥神社(あたみじんじゃ)は、長崎県壱岐市勝本町立石東触にある神社。国道382号線を東進すれば双六古墳に行く交差点を西進。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 壱岐国 壱岐郡「阿多彌神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。もとは山の神・石神とも。江戸時代前期の延宝4年(1676年)、式社改めの際、橘三喜がアタミ畑があったことから、式内査定した。

ただし『式内社調査報告』では、「アタミ」の地名は昔薊(アザミ)族生地によると指摘。近くの熊野神社を式内「阿多彌神社」に比定している。

当地域は壱岐の温泉地帯であり、温泉とアタミという地名には何らかの関係があるとの指摘もある。

『神名帳』によれば、当地は「アザミ」の蘇生地で、「アザミ」から「アタミ」となった、という。

現在の御祭神は、大己貴神少彦名命で、温泉に関する神社でよく祀られている神々になっている。

橘三喜による式内査定後、国主松浦鎮信は、木鏡御正体1面、石額を献じた。また、当社も往時は熊野権現と呼ばれていた、とも。

明治9年(1976年)、村社に列し、明治40年(1907年)7月、神饌幣帛料供進社に指定された。例祭は4月19日。

【ご利益】
病気平癒、身体壮健、無病息災
阿多弥神社 長崎県壱岐市勝本町立石東触
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