式内論社と、平安期に播磨を勧請した牛頭天王社、国安の氏神
[住所]愛媛県西条市国安910
[電話]0898-66-2817
周敷神社・藤原神社合殿(すふじんじゃふじわらじんじゃごうでん/しゅうしきじんじゃふじわらじんじゃあいでん)は、愛媛県西条市国安にある神社。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。
名前の通り、周敷神社と藤原神社という二つの神社からなる。周敷神社藤原神社合殿や周敷藤原神社とも。
周敷神社は創祀年代は不詳。『延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 伊予国 桑村郡「周敷神社」に比定される式内社(小社)の論社。
周敷神社の御祭神は、天忍男命。天照大神を配祀する。天忍男命は、伊予郡松前町徳丸の高忍日賣神社で祀られている神。
往古より国安、高田両村の氏神で、両村の中央に鎮座していたが、戦国時代の永録12年(1569年)、大明神川の洪水で社殿が流失した。
江戸時代中期の宝暦3年(1752年)に国安村上に奉遷し、牛頭天皇社とも称した藤原神社と社地を並べ、再建された。
藤原神社は、平安時代の応徳元年(1084年)8月、播磨国広峯より勧請し、国安、高田両村の氏神として奉斎された。
社領は、平家の時代に没収となり、鎌倉時代の文永10年(1273年)3月、国安村上に奉遷した。
藤原神社の御祭神は、素盞嗚命。脚摩乳命・手摩乳命・奇稲田姫命を配祀する。徳川幕府の崇敬篤く、紋幕、提灯などの寄進があった。
両社は当初、別々に祀られていたが、いつしか垣根をなくし、同一境内となった。
現在は、鳥居が二つあり、拝殿は長屋形式で二社連結。その背後に本殿が2棟並んで鎮座している。
平成3年(1991年)9月23日、大型台風の来襲により、両本殿の檜皮葺が損壊した 翌平成4年(1992年)3月、修復事業を発起、同年8月には竣工した。
例祭は10月第3日曜日とその前日。社叢は、ヤマモモ、モミ、クスノキなどがあり、特にクスノキが多く見られる。
社殿脇にクスノキの御神木があり、保存樹木のクスノキがあるが、それほど大きくはない。
境内社に、住吉神社・田中神社と小祠・杉野神社があり、境内の前には御旅所がある。
なお、式内社「周敷神社」の論社に、周布の式内同名神社、円海寺の保内八幡神社の境内社、宮ノ内の宮内神社がある。
【ご利益】
地域安全、開運招福、厄災除け、夫婦和合
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周敷神社・藤原神社合殿(すふじんじゃふじわらじんじゃごうでん/しゅうしきじんじゃふじわらじんじゃあいでん)は、愛媛県西条市国安にある神社。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。
名前の通り、周敷神社と藤原神社という二つの神社からなる。周敷神社藤原神社合殿や周敷藤原神社とも。
周敷神社は創祀年代は不詳。『延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 伊予国 桑村郡「周敷神社」に比定される式内社(小社)の論社。
周敷神社の御祭神は、天忍男命。天照大神を配祀する。天忍男命は、伊予郡松前町徳丸の高忍日賣神社で祀られている神。
往古より国安、高田両村の氏神で、両村の中央に鎮座していたが、戦国時代の永録12年(1569年)、大明神川の洪水で社殿が流失した。
江戸時代中期の宝暦3年(1752年)に国安村上に奉遷し、牛頭天皇社とも称した藤原神社と社地を並べ、再建された。
藤原神社は、平安時代の応徳元年(1084年)8月、播磨国広峯より勧請し、国安、高田両村の氏神として奉斎された。
社領は、平家の時代に没収となり、鎌倉時代の文永10年(1273年)3月、国安村上に奉遷した。
藤原神社の御祭神は、素盞嗚命。脚摩乳命・手摩乳命・奇稲田姫命を配祀する。徳川幕府の崇敬篤く、紋幕、提灯などの寄進があった。
両社は当初、別々に祀られていたが、いつしか垣根をなくし、同一境内となった。
現在は、鳥居が二つあり、拝殿は長屋形式で二社連結。その背後に本殿が2棟並んで鎮座している。
平成3年(1991年)9月23日、大型台風の来襲により、両本殿の檜皮葺が損壊した 翌平成4年(1992年)3月、修復事業を発起、同年8月には竣工した。
例祭は10月第3日曜日とその前日。社叢は、ヤマモモ、モミ、クスノキなどがあり、特にクスノキが多く見られる。
社殿脇にクスノキの御神木があり、保存樹木のクスノキがあるが、それほど大きくはない。
境内社に、住吉神社・田中神社と小祠・杉野神社があり、境内の前には御旅所がある。
なお、式内社「周敷神社」の論社に、周布の式内同名神社、円海寺の保内八幡神社の境内社、宮ノ内の宮内神社がある。
【ご利益】
地域安全、開運招福、厄災除け、夫婦和合
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