讃岐国高松藩松平家の下屋敷に邸内社と小白社が合併、狛ライオン
[住所]東京都港区浜松町2-9-8
[電話]03-3431-4802 - 芝大神宮

讃岐小白稲荷神社(さぬきこはくいなりじんじゃ)は、東京都港区浜松町にある神社。近代社格では無格社。JR浜松町駅のすぐ近くに鎮座する。芝大神宮の兼務社で、御朱印も芝大神宮で頂ける。

当社は讃岐稲荷神社と小白稲荷神社という二つの稲荷社を合併した神社である。そのため、讃岐・小白の二つの稲荷神社などとも表記される。

珍しい形態であるが、社頭には二つの鳥居があり、それぞれに「讃岐稲荷神社」「小白稲荷神社」という扁額が掲げられている。

讃岐稲荷神社は、江戸時代前期の寛永年間(1624年-1644年)の創祀と伝えられる。もとは讃岐国高松藩松平家の下屋敷に邸内社だった。

明治維新後、旧芝新網町、現在の港区浜松町2丁目内に開放された。旧社地が鉄道舗設地となるため、明治3年(1870年)、現在地に遷座した。

小白稲荷神社はやはりもともとは邸内社だったようだが、創建年代や由緒は不詳。浜松町2丁目13番地にあたる芝湊町の古川際に鎮座していたという。

昭和13年(1938年)、区画整理のため当地に遷座、合祀された。社殿は昭和20年(1945年)の戦火で焼失し、昭和40年(1965年)5月に再建された。

御祭神は倉稲魂大神。生成、発展の守護神、町内の鎮守として、未来を加護する神として、崇敬されているという。

拝殿の向いには溶岩でできた小さな祠があり、いわゆる狐穴だと考えられる。小さな神狐像が置かれている。

その隣には力石が置かれている。力比べに使われたもので、漁師町であった当地の歴史を伝えるもの。

社頭の一対の狛犬が特徴的。すでに獅子とは言えず、たてがみを首の周りをぐるりと囲んだライオンそのもので、狛ライオン。平成24年(2012年)奉納。

通り沿いには、狛ライオンと同じ奉納者によって平成19年(2007年)に奉納された出世お獅子台と呼ばれる一体の狛犬が安置されている。

【ご利益】
商売繁盛、技芸・スポーツ上達
讃岐小白稲荷神社 東京都港区浜松町
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