ニヒツ山と呼ばれた権現山、高野明神の爾比都売神社の旧地か
八幡神社 広島県庄原市東城町久代1300
[住所]広島県庄原市東城町久代1300
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八幡神社(はちまんじんじゃ)は、広島県庄原市東城町久代にある神社。高野八幡神社とも。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳山陽道神 備後国 奴可郡「迩比都売神社/邇比都売神社」に比定される式内社(小社)の論社。

創建年代は不詳。ニヒツ山と呼ばれた権現山に鎮座する。現在の西城町西城に鎮座する爾比都売神社の旧地だと考えられる。

爾比都売神社は最初、爾比都売神を単独で祀ったが、権現山は、古代の丹生山、つまり朱砂を産出する山であることが判明。

以降、修験に護持されて丹生高野の両所明神と御祭神が変化し、この地の朱砂の産出が絶えると、創祀以來の爾比都売神が忘却されたという。

その後、高野明神だけが高野権現の形でその地に留まっていたが、その高野明神もやがては修験の衰頽と運命をともにした。

この衰微の時期は不明だが、江戸時代には所在不明とされ、さらに江戸時代後期には現在地に再興していることから、当社の八幡神勧請も江戸後期までと考えられる。

その他、由緒や御祭神などは不詳。なお、式内社「迩比都売神社」の論社は先の爾比都売神社の他、東城町小奴可の奴可神社がある。

【ご利益】
産業振興、事業成功、厄災除け
八幡神社 広島県庄原市東城町久代
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