八岐大蛇の尾から天叢雲剣を取り出した地、段部のしだれ桜
御代神社 島根県雲南市加茂町三代485
[住所]島根県雲南市加茂町三代485
[電話]0854-49-6410

御代神社(みしろじんじゃ)は、島根県雲南市加茂町三代にある神社。神紋は二重亀甲に剣花菱。御朱印の有無は不明。

『出雲国風土記』にある「御代社」、『延喜式神名帳』にある「御代神社(出雲国・大原郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。素盞嗚尊八岐大蛇を退治した時、大蛇は狂乱の末、その頭は下神原の草枕に、その尾は三代の地に斬り留められたと伝えられる。

現在地より西方約500メートルの大津地内が旧社地で、八岐大蛇の尾が落ち、そこで尾を開き、天叢雲剱を取り出した地でもある。

天叢雲剱は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ/あまのむらくものつるぎ)とも、草薙剣とも呼ばれ、現在は三種の神器の一つ。熱田神宮の御神体として祀られている。

ちなみに、八岐大蛇の頭が落ちたという「下神原の草枕」について、神原の八口神社近くに草枕の丘がある。

当社には戦国時代の永正10年(1513年)のものを最古とする棟札が現存している。その最古の棟札には、当社を「尾留大明神」と記している。

尾が留まった地としての信仰が長らく続いたようで、棟札では、江戸時代後期の天保12年(1841年)に至る11枚の棟札に尾留大明神と記されている。

明治4年(1871年)、現社号に改称、明治5年(1872年)に村社に列した。大正元年(1912)、斐伊川の氾濫により、神原村大字大津から旧日吉神社の旧社地である現在地に移転、遷座した。

旧日吉神社は永禄4年(1561年)より明治16年(1883年)までの造立・再建の棟札が保存され、それによれば、本殿・拝殿・随神門を有する壮大な社だったという。

年代は不詳だが、江州・滋賀県大津市坂本の日吉大社より大己貴命はじめ21柱の御分霊を勧請したもの。『出雲国風土記』にある屋代郷比和神社に比定されている。

御祭神は、主祭神が素戔嗚尊・稲田姫命。旧日吉神社の御祭神である大山咋命を配祀する。

境内社に、高麻神社(青幡佐久佐日子命)・貴布禰神社(高龗神)・稲荷神社(宇迦之御魂神)・荒神社・社日神がある。

高麻神社で祀る青幡佐久佐日子命は、『出雲国風土記』に記載のある神で、「神須佐能袁の命の御子」、つまり本社主祭神の子であるという。

この神について、『出雲国風土記』には意宇郡大草郷の地名の由来であると同時に、当地出雲国大原郡の「高麻山」とのゆかりも記されている。

当社の例祭は10月26日で、祈年祭が3月、新嘗祭が11月。境内社の稲荷神社例祭は7月14日、高麻神社例祭が11月3日。

境内近くに段部のしだれ桜がある。樹齢300年以上の古樹とされ、花をつける春、夜にはライトアップされる。

なお、当社は株式会社吉田ふるさと村が企画する「やまたのおろち伝承地巡行」の第五番である。その際は希望者に御朱印が授与される場合がある。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、家内安全、夫婦和合
御代神社 島根県雲南市加茂町三代
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