大穴牟遅神、二度目の復活の地、オハツキタイコイチョウと社叢
大石見神社 鳥取県日野郡日南町上石見819
[住所]鳥取県日野郡日南町上石見819
[電話]0859-83-1113

大石見神社(おおいわみ)は、鳥取県日野郡日南町上石見にある神社。標高1112メートルの大倉山の南麓、JR伯備線の上石見駅の東南東350メートルほどに鎮座する。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。大穴牟遅神(後の大国主神)は南部町の赤猪岩神社で一度目の死に対して復活した後、兄である八十神の嫉妬に引き続き悩まされていた。

当地は、それが和らぐのを逃げ隠れた地とも、八上姫命とともに隠れ住んだ地とも、また、もう一度八十神に殺された際、二度目の復活を果たした地とも伝わる。

赤猪岩神社では、赤貝の神・𧏛貝比売と蛤の神・蛤貝比売の2柱の女神により助けられたが、ここでは、母である刺国若比売により助けられた。

母の助言もあり、大穴牟遅神はこの後、木の国に行き、物語は続く。ともかく当社は、赤猪岩神社同様、再生復活のパワースポットとして広く紹介されている。

神紋は「亀甲の中に三つ葉柏」。柏の葉は春の新芽が出るのを見届けるまで落葉しないことから「復活」にも無縁ではないという。

境内には、樹齢約600年とされるオハツキタイコイチョウがある。種子の実の付き方に特徴がある。

通常の種子(ギンナン)も実るが、種子が葉の表面に実る「御葉付き(オハツキ)」や、2個組の種子が実る「太鼓」といった特殊な実の付け方をする。

この二つの実の付き方が同時に起きることもある。どちらもイチョウの変種だが、全国的に見ても珍しく、唯一ともされる。

胸高直径が約1.3メートルで、「上石見のオハツキ・タイコイチョウ」として、県の天然記念物に指定されている。

また、社叢全体も、「大石見神社社叢」として、町の天然記念物に指定されている。ヤブツバキ域とブナ域が混じる標高帯にあり、人の干渉を長く受けなかった社叢だという。

カヤ、シラカシ、ケンポナシ、トチなど様々な樹種があり、スギの巨樹もある。また、2本のケヤキの巨木もあるとされるが、不詳。

【ご利益】
復活・復興、事業成功、産業振興、健康長寿
大石見神社 鳥取県日野郡日南町上石見
【関連記事】
鳥取県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、鳥取県に鎮座している神社の一覧