大鹿氏との関係で奉斎された一社、『津藩明細帳』で式内社に比定
大鹿三宅神社 三重県鈴鹿市池田町14
[住所]三重県鈴鹿市池田町14
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大鹿三宅神社(おおかみやけじんじゃ)は、三重県鈴鹿市池田町にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「大鹿三宅神社(伊勢国・河曲郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。社伝によれば、平安時代末期の久安3年(1147年)、伊勢国河曲郡一ノ宮村大字池田に建立したという。

式内社であれば再建。ただし、『津藩明細帳』に「池田村大鹿三宅神社式内神殿社地」とあるが、他に当社を式内社とする説はない。

『式内社調査報告』では、「この(『津藩明細帳』の)記述は当社所蔵の棟札によって記述されたようである」としている。

式内社「大鹿三宅神社」の論社は他に、市内神戸石橋町の神舘飯野高市本多神社に合祀したもの、国府町の三宅神社がある。三宅町の三宅神社が参考社とされる。

大鹿氏と伊勢の神宮(伊勢神宮)との関係、その活動範囲を国分から山辺、神戸に及ぶ地域として、当社も大鹿氏との関係において奉斎された神社の一つだという。

明治6年(1873年)、村社に列し、明治39年(1906年)には神饌幣帛料供進社に指定された。明治41年(1908年)、池田町地域の山神社三社、菅原社、伊奈利社などを合祀。

主祭神は香山戸神で、菅原神保食神大山津見神を合祀している。例祭は10月体育の日の前の日曜日で、湯の花神事が行われる。氏子地域は池田町。

『式内調査報告』によれば、明治12年(1879年)の上申書に安土桃山時代の文禄2年(1593年)3月在銘の棟札があるとしている。

【ご利益】
五穀豊穣、一族・子孫繁栄、学業・受験合格
大鹿三宅神社 三重県鈴鹿市池田町
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