桃山期に大善寺の守護神として創建、江戸後期再建、小名坂本の鎮守
坂本第六社 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町2969
[住所]神奈川県横浜市戸塚区上矢部町2969
[電話]045-864-3704 - 五霊神社

坂本第六社(だいろくしゃ)は、神奈川県横浜市戸塚区上矢部町にある神社。正式には第六社のみか。第六天、鎮守第六社とも。汲沢五霊神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

国道1号バイパス横浜新道の有料道路区間の終点近くに鎮座する。近くには上矢部坂本公園があり、境内には坂本町内会館がある。

安土桃山時代の天正2年(1575年)、小田原北條氏の一族で甘縄左衛門大夫氏繁とも呼ばれた、玉縄城主の北条氏繁が、諧挙牛秀上人に懇請して大善寺を創建した。

その際、同寺護法の守護神として建立されたのが当社。江戸時代後期の文化4年(1807年)6月19日、松尾神社・篠塚八幡社とともに同一職方により、三社同時に再建された。

もともと第六九権現と称していたが、『新編相模国風土記稿』上矢部村の条には「第六天社」とあり、小名坂本の鎮守とある。

また、詳細は不明だが、当社は矢部郷の坂本御霊神社(五霊神社)とも。どちらにしろ、明治になり、現社号に改称した。

御祭神は面足尊惶根尊神世七代のうち、国常立尊より6代目。大正6年(1917年)1月15日、神明社(天照皇大神)を合祀、境内社として祀っている。

昭和59年(1984年)、改修工事が行われた。この際、社殿屋根を銅板一文字葺とし、本殿屋根に千木勝男木を新設した。

また、拝殿正面に御影石の石貼工事、鳥居の再建、社号標の新設、神明社屋根の銅板葺替、神楽殿の屋根葺替、神輿舎の新築が行われた。

例祭は4月23日。1月1日に元旦祭がある。町会の奉仕による、甘酒の振る舞いなども行われる。

区内上矢部町1130に、やはり第六天や番匠谷第六社とも呼ばれる第六社があるが、当社の分社であり、別の神社である。

【ご利益】
家内安全、地域安全、開運招福
坂本第六社 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町
【関連記事】
神奈川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、神奈川県に鎮座している神社の一覧