田園調布に鎮座、出世稲荷・湯島天神・大雄山道了尊の三祠
[住所]東京都大田区田園調布2-10-13
[電話]03-3722-3355 - 調和社

出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)は、東京都大田区田園調布にある神社。御朱印の有無は不明。

東急東横線の田園調布駅と多摩川駅の間、線路と環八通りに挟まれた地域。出世稲荷児童公園の横に鎮座する。単に出世稲荷とも、出世稲荷大明神とも。

創建年代や由緒は不詳。ごく小さな児童公園の片隅を間借りするようにして、三つの小祠が並んでいる。

道路側から見て一番奥が出世稲荷の祠。真ん中に湯島天満宮の祠と薪を背に書を読む少年、二宮金次郎像がある。湯島天神を勧請したものか。

道路側から見て一番手前には大雄山道了尊の祠がある。大雄山は、箱根外輪山の明神ヶ岳中腹にある曹洞宗の古刹、大雄山最乗寺のこと。

この最乗寺は室町時代の応永元年(1394年)開山で、今も鉄下駄や団扇など天狗関連の奉納物が多い。

これは、開山者の弟子である道了禅師が没後、天狗になって飛び去ったという伝説があり、以来寺の守護神として天狗を祀っていることに由来する。

当社境内入り口、社号票には正一位出世稲荷大明神とある。京都伏見稲荷大社系列か。だとすれば、御祭神は宇迦之御魂神(倉稲魂命)になるか。

小社だが、赤い幟が立ち並び、管理の手が行き届いていて、地元の人に愛されてるのがよく分かる。御縁日は1・5・9月。

なお、社前の看板には合資会社調和社の電話番号が連絡先として記載されている。田園調布駅東口駅前の不動産会社。

【ご利益】
学業・受験合格、家内安全、商売繁盛、火難除け
出世稲荷神社 東京都大田区田園調布
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