椎森稲荷、松江藩船舶奉行所の守護神、松江の三大稲荷
船玉稲荷神社 島根県松江市東本町5-59
[住所]島根県松江市東本町5-59
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船玉稲荷神社(ふなたまいなりじんじゃ)は、島根県松江市東本町にある神社。東本町の東端、住宅地の中に鎮座する。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。古くより漁農民の祖神として崇められてきた社だとされる。もとは椎森稲荷大明神とも呼ばれた。

江戸時代前期の寛永年間(1624年-1645年)、松平直政が入府した際、この地に船舶奉行所を設置、住吉の三神を併せ祭り、海上安全の守護神として藩直属にて奉祀した。

藩費による社殿の修造を行われるようになり、市内寺町の出世稲荷、石橋町の児守稲荷とともに松江の三大稲荷の一つとして崇敬された。

近代以降、松尾神社・金比羅神社・三輪神社・今宮神社・荒神神社など、近隣11社を合祀した。

主祭神は倉稲魂神で、表筒男命中筒男命底筒男命須佐之男命大己貴命天照大御神埴山姫命猿田彦命大宮売命神日本磐余彦命を配祀する。

境内社に、巖神社・水産神社・磐荒神がある。『神国島根』では、境内社として、松尾荒神社(松尾之神・須佐之男命)のみが記される。

このうち、巌神社は、もとは常陸国の某長者の守護神をこの地に勧請。漁師町の鎮守として東本町内で祀られたが、平成16年(2004年)に当社管理下に置かれ、当社地に遷座した。

【ご利益】
海上・交通安全、大漁満足・商売繁盛、家内安全
船玉稲荷神社 島根県松江市東本町
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